恋愛論

あの日の予感に気付かずに過ごしている

タイムマシンに乗ったから

抜けるような空と悲しみがあまりに

眩し過ぎたの

孤独が杳として芽生える音を知ってしまった

あなたには殊更熱を込めて見えない花束を

ねえ今更ひとつだけ

話を聞いてよ

いつか今のこの日々を

笑える日が来るならば

あなたに会えてよかったのでしょうか?

黙ったまま照らす鏡の前で

人生の長い残り時間

あなたが必要だったの

あの夜にあなたは、ねえ何を思っていたの?

あのときのあなたは悪いことしている顔じゃなかった

運命の恋なんて

本の中だけでしょうか?

あなたの心が 欲しかっただけなのに

世界の終わりの景色もきっと

あなたみたいに優しくて悲しい

ああ、答えは一つだけでしょうか?

全て恋しくて今日も輝く花を咲かせている

あなただけの世界にいる私が今の私の全て

運命の恋なんて

本の中だけでしょうか?

あなたの心が欲しかっただけなのに

世界の終わりの景色もきっと

あなたみたいに優しくて悲しい

本当はね、

どうかひとつだけ

話を聞いてよ

いつか今のこの日々を

笑える日が来るならば

あなたに会えてよかったのでしょうか?

黙ったまま照らす鏡の前で

今年の夏は

夕凪がそっと

私を探しにきた

夢うつつのよう

空色の綺麗な

シャツが好きだな