くちべにグラス

グラスについた 口紅は

いろっぽいけど 淋しげで

哀しい恋でも してるよに

知らぬあいだに 褪(あ)せてゆく

恋しくて 恋しくて

あぁ やるせない

あたしのかわりに あの人を

呼んでるみたいな くちべにグラス

男と女の 仲なんて

深くなるほど 浅はかで

逢える気がして 逢えぬ夜(よ)は

大人も涙を 流します

恋しくて 恋しくて

あぁ やるせない

ユラユラゆらせば カラカラと

笑っているよな くちべにグラス

恋しくて 恋しくて

あぁ やるせない

眠れぬわたしを あやすよに

唄っているよな くちべにグラス