水面に浮かべた月を
小石でバラバラにした
僕は子供かい、言わせてみれば
君だって子供だ
名前を呼んでみたけど
ゆらゆら黙ったまま
電話のベルが鳴り終わったら
とっても静かで
遠く、光の粒、君が映る
白い首筋が嫌に綺麗
赤い目をして、そっとつぶやく
違うね私達は
雨降り、浮かべた月も
霞んで、みえなくなる
君がいないと夜は暗くて
帰る道も見えないんだ
どうせ、濡れるのなら、掬い上げて
胸にそっと、抱き寄せたのに
一人で泣いているだろう
今さらこんな僕に何が言えるだろう
そっと傷ついて、傷つけたね
話そう、僕だけがわかってやれる
雨の中でも、悲しくないよ
僕が見つけてあげる
綺麗ですね。今でも