鼓動を響かせ生きる意味はなんだ
流れる涙も時に飾りだ
笑っていても寂しいと気づいたあの日
心の中じゃ手を伸ばしてたっけ
空飛ぶ雲も形を変えてはいくけど
触れられないで見てる まるで心模様
得られるものより失うほうが
多いように感じるけど愛しいよ
心は時には痛みさえ覚える
どれだけ必死に忘れようとも
季節が過ぎ去りまた春になれば
荒んだこの大地に一滴の雨が降る
ああ 連れて行く
この痛みまで
薄着で居ても特に寒くない宵闇
なんなら裸足で駆け出したかった
そんな元気も奪い去る突然の雨
月の明かりを軒下で待ちわびていた
何かいいことが待っているなら
こんな雨雲 一瞬で切り裂ける
すべてが満たされ それでも寂しいんだよ
なぜだろう こんなにそばに居るのに
光が射すなら暗い夜がいい
そういうものだろう 人間なんて
いつかは誰しも土に帰る
所詮は遺伝子を運ぶ船
それでも笑ってひとは生きる
生まれたことさえ疑問を抱かず
たくさんの季節が過ぎ去った
そこに立ち尽くしてただけ それだけで
鼓動を響かせ生きる意味はなんだ
流れる涙も時に飾りだ
それすら贅沢な感情と知る
誰もが笑って生きる意味もわかる気がする
この脈は
今日も震えてる