ソルベ

落ちてゆく 時計の針の速さに

息を止めた 真夏の底

気がつけばもう 狂い始めてる人生に

なぜか少し 高鳴ってしまう

どうしよう ずっと

静かに生きてきたのに

あなたという 台風にさらわれてあてもない

愛かどうかわからないまま

溶け出す 偽物の海は

青のソルベ 飛び込めば帰れないから

わたしは砂浜で まだ向こう岸探してる

後先など 考えず夢を見ていた

あの頃には 戻れないけれど

少しずつ きっと

賢くなってしまった

固くつまらない この心 ほどくのはあなただけ

愛かどうかわからないけど

見下ろす ミニチュアの海は

青のソルベ 黙り込む水面に映る

向かい合うふたりは まだ向こう岸探してる

ひとりには戻れないの

意外なこのときめきにそっと

未来を賭けるから

誰も知らない わたしだけ 連れ去って

連れ去って