魔法の瞬間 feat. 心之介 from ZIPANG OPERA, ゆある, NORISTRY

つまらない世界から抜け出して

飽き飽きって 檻を蹴って 面白そうな方へ

「もしもし、湯本です。

大量に発注がありまして…

手伝ってくれそうな人を紹介してもらえませんか?

はい。ありがとうございます」

特には それが好きというわけでもなく 正義感とかもなく

湧くものがそこにあったから ワクワクしたから

僕には 夢も野望も目標もなく 単純なことなんだ

ほら ただこぼさないようにだけ気をつければ良い

「源泉を380ml 汲んで缶に入れます。蓋をしてこちらの製缶機にセットし

ハンドルをゆっくり回します。

製缶が確認できたらラベルを中央に貼ります。

組み立てた箱に商品と説明書を入れテープを止めたら完成です」

「結構めんどくさいよね…あ、私エマ。美容師やってま~す」

私の後ろをついて回るような 幼馴染の弟みたいなもんでさ

皆と違うとか 好き嫌いが近いとか

どの輪にもいなかった二人は 僕たちは

惹かれ合う存在とか いなきゃだめだってわけじゃないけれど

僕ら透明な感動の在り処なら

生まれた時からわかっていたのに

ノイズに塗れて かっこつけたくなって

忘れないであの時の

魔法の瞬間を

カワイイを作れる 素敵だと思う

“きっとこれが進む道” のめり込んでいった私を

認めてくれる人 求めてくれる人がいる

好きな仕事ができて幸せ?

でも、もっと可愛くできるのに…

本当はボブヘアに(こう)したいのに…

また笑いながら言うんだ

「とてもお似合いですよ」

あぁ 好きってなんだっけ

「そんな時にふと思い浮かぶのはあいつの顔だった。

あいつに良いところを見せたくて頑張ってたんだった。

久しぶりに会えばあの時のことを思い出せる気がした」

「よっす、久しぶり。最近どう?」

「最近温泉売ってる」

「え…なんで?」

「面白そうだったから」

「なにそれ。バカみたい」

あぁなんかバカみたいじゃない

ずっとつまらなくしていたのは 私だった

さぁつまらない世界から抜け出して

飽き飽きって 檻を蹴って 面白そうな方へ

本当の自分の在り方や

消えない瞬間を信じたっていいよね?

ノイズをかき消すのは どんな遊びだろうか

忘れないであの時の

いつだって

魔法の瞬間を

「お二人とも、お手伝いいただきありがとうございました」

「ありがとうございました」

「いえいえ、楽しかったです!」

「僕も、ワクワクすること見つけられるかな」

「ねぇねぇ、ところで雫ちゃん。ちょっと髪触らせてよ」