夜が明けたら

南平団地の谷間屋根の下

隙間風 ロウソクの火を揺らした

数年が数分間 それの結末

記憶はネガと化す 青いフォトグラフ

無いものは無いで受け入れます

哀愁 気楽 共に噛み締めてます

未だバースの終わりにて答えを待つ

尊い 今 手を合わせいただきます

格差が目に見える 歳になれば

嫌でも知る無力さ 理解出来た

くたびれた季節の抜け殻

母ちゃん向き合う食卓 罪とは何か?

割れたガラス 散った破片は琥珀

包丁手に怒鳴る 思い出は黙殺

現実からの脅迫 必要悪

人は変わる俺も同じくようやく

100もゼロになるこの暮らしの中

隔離 白い部屋 マイメンは涙

その頃酷く病んでた内側

救ってくれた 言葉と手のひら

山瀬団地の谷間 街灯の下

腹から笑えるこの夜が明けたら

数年が数分間 行き着く今

忘れんな 世界はその手の中