オレの名は…
砂浜に捨てられたオレを 容赦なく焼く太陽 それに気づかぬバカップルが 「砂、白すぎ!ヤバ!」と 騒ぐ 目に映る 薄っぺらな表面だけ見てる 者どもよ 砂浜の地下200kmの闇に 目を凝らせ!と 叫ぶ そこは高温 50,000気圧 炭素 ダイヤにする世界 そこから対流 上昇 噴火 マグマ冷えた 岩石 雨と川に流され 砕かれた 砂が溜まり 三角州 さらに 岸沿い運ばれ 鳥のくちばし地形が 砂嘴 そのまま輪を作れば 天橋立で有名な 砂州となり 島にぶつかったのが 陸繋島 まさにオマエがいる 江の島 川が溶岩を砕き 海に運び 波で戻した 江ノ島ビーチ サンゴが重なり 積み上がり 隆起してできた島が 宮古島 それを波が砕き 戻し 敷き詰めた 宮古ブルーの砂浜は 細かいサンゴの欠片で 出来てる サンゴが動物だと知らない オトコなんかとは別れ オレのモノになるがいい マントル 地殻 火山 雨 岩 川 海と波で出来た 地形 プレート動き サンゴ乗せた海底が 隆起した 南の島 このどちらかしかない 奇跡の大地の上で キミと出会った 幾億年の地球の営みも ...