Tag: おチビさん

アルメリア

大きな産声が響き渡る あなたも同じように生まれたのでしょう あなたの名前はなんて言うの? そう、思いが込められた素敵な名前ね やりたいことが見つかるといいね 誰かに笑われてもいいの 大切な夢よ 幸せとは一体なんだろうね 見落としてしまいそうだけど いつもそばにある まだまだ 話がしたいよ まだまだ まだ 覚えてますか あなたも私も 小さな子供だったこと 忘れないでね 大人になっても きっとまた笑えるように 何気ない一日を笑い合って そんな当たり前の日々が続きますように 誰かにとっては特別の日 誰かにとっては最後の別れの日 まだまだ 一緒にいたいよ まだまだ ずっと 覚えてますか 皆誰だって 大きな声で泣いたこと 思い出してみて 泣き止んだあとは ほら笑顔が待っていたでしょ? 気づいてますか あなたも私も 誰かに支えられていたこと どんな小さな形であろうと きっと誰かの思いでできている

くだらないことばっかだ

死ぬ理由を探している 望まれて生まれたわけじゃない 今日の夜も死ねなかった あと一歩が踏み出せないんだ 僕が生きている理由は ただ死にたくないだけなんだ 恐怖に怯えているだけの そんなくだらない理由だ 無駄に時間を消費して 逃避行みたいな人生 生きていたって何もないし どうせ悲しむ人もいないし 人生は暇つぶしで 終わりが来るまでの猶予で 一人では死ぬこともできない そんな度胸もないくせに くだらない くだらないことばっかだ 生きる意味って奴を 教えてくれよ くだらない くだらないことばっかだ 死にたいんだろ 勝手にくたばれよバカ 結局この世は金で 幸せを買うための愛で 金がなければ何もできない 汚れた大人になりました 嫌われることは怖くて でも誰かに愛されたくて 面倒くさい奴ってことは 自分がよくわかっている くだらない くだらないことばっかだ 狂ってるのは この世界だろ くだらない くだらないことばっかだ みんな嫌いだ いっそ消えちゃえよバカ ...

神様なんて信じない

神様なんて信じない 希望も期待も持っていない 失うものなんて何もない 残ったものは憎しみだけ 神様なんて信じない 救われた覚えなどない 宗教 信仰の教えで この空腹は満たされるのか たとえ誰が死のうとも 外側から見れば些細なこと 傍観なんてお気楽ね 雲の上でゲラゲラ笑ってんだ 救えたはずの 命が零れ堕ちてゆく あなたしか あなたしか この心の穴は埋まらないんだ あなた以外どうでもいいよ たとえ悪人と呼ばれようが 生まれた意味を教えてほしいだけ どうか応えてよ 手を差し伸べてくれ こんな自分に罰をください この世は皆平等だと 子供達が唄を歌う だけど夜の片隅では 息を潜めては泣いている 他人の不幸を願ってる 地球の終末を待っている 貧困や略奪と暴力 信じられるのは自分だけだ 幸せなはずだった いつしか世界を憎んでいた 明日なんて 来なくていいよ もうこんな世界に興味はない 理不尽に奪われたんだ だから自分も奪ってやったんだ 存在意義を教えてほしいだけ どうか応えてよ はじめからないなら こんな命なんていらない ...

幽霊少女メルヴィ

遠くで 夏の匂いがした どうやら 少しだけ眠っていたみたい 夜の帳が下りる頃 仄かに灯りが 綺麗に染まった それは眩しく見えて そっと俯いて 私がいなくなった世界は 案外何も変わらず 廻るでしょう まだ生きていたかったな 涙さえも流れなくなって もう声も聞こえない 私の居場所は 此処にはもうない なんで なんで 死んでしまったんだっけ ただ ただ 夏を待っていただけなのにな なんで喪った後でしか 気づけないの ずっと膝を抱えて 花びらが散って 愛されてなんていないと 思い込んで 友達も家族も 泣いていたんだ その時はじめて私は 私になった 瞳には映らない 手のひらは透けてしまって もう二度と帰れない 私は人間を辞めたのです なんで なんで 泣いてしまったんだっけ ただ ただ 笑っていたかったのにな ...

ごめん

こんな弱虫な自分でごめん 何も役に立てなくてごめん 迷惑ばかりかけてごめん こんな自分嫌だよね、ごめん 出来損ないの自分でごめん 何もしてあげられなくてごめん 嘘ばかりついてごめん あの時死のうとしてごめん 隠し事をしていてごめん 我儘ばかり言ってごめん 好き嫌いが多くてごめん 大事なもの壊してごめん 運動が苦手でごめん 頭が賢くなくてごめん 人を信じられなくてごめん 人を嫌いになってごめん 謝ってばかりだな 何度も頭を下げて たった一言吐き出すために こんなに胸を締めつける 約束を守れなくてごめん 帰りが遅くなってごめん 酷いこと言ったよね、ごめん 暴力を振ってしまってごめん 空気が読めない奴でごめん 誰かのもの盗んでごめん あの日泣かせてしまってごめん あれから謝れなくてごめん 後悔してばかりだな 人生間違えてばっかで なんで嫌な思い出ばかり 覚えているのでしょう? 僕には何もないから 僕は何者でもないから 別に誇れるものなんてない そんな僕を君は ありがとうだけじゃ返せないほどに 受け取ってしまったから この恩は返したんだ ...

あっちこっちガール

Wow あっちこっちそっちどっち 今日は 一人 何しようかな あちら こちらで 買い物して 流れる雲を眺めていた 君は 君は どうしてるかな 巡る 揺れる この恋心 思い切って誘ってみようかな 休日の昼下がり 君と鉢合わせたら 胸がドキドキしちゃうわ Wow あっちこっちそっちどっち 一緒に街に出かけようよ あっちこっちそっちどっち 手を繋いでもいいかな Yeah あっちこっちそっちどっち 君の好きな唄は ねぇなに? あっちこっちそっちどっち 君の気持ち知りたくて Yeah つまんないや 一人の時間は つまんないな 今何してる? 遊びに行こう 待ち合わせしよう 待っているから いつもの場所ね オシャレなファッションコーデ メイクはチャームポイント 気づいて褒めてくれるかな...ばか ...

泡沫の夢

将来の夢は叶わないほうが多いくせに 叶うなんてよく言うよ そりゃ幼い頃憧れた 夢中に追いかけて泣いて笑って それを青春なんて名づけた 形だけは綺麗だけど 過去の栄光にすがっては 僕にはこれしかないと言い張って 今思えばそれは一種の 呪いみたいなもんだよな 何もかもが中途半端だ 何も成し遂げられないままだ ただ無意味に過ぎゆく日々だ 抜け殻のままここまで来たんだ 絶望 挫折を繰り返し いつか いつかって涙の夜をこえて 未だに日は差さず そんなことまだ続けてるの? いい加減に君も大人になれよ そんなことで片づけるなよ なにも知らないくせに そんなこと とうにわかってる 夢見てるだけじゃ飯は食えないって 諦めるのは簡単だ それでもしがみついている 何もかもがうまくいかない 言い訳ばかり現実を見ず どこで道を間違えたのだろう なんで夢を追いかけているんだろう ...

不登校少年

今日何にもないこの日々に 何人の人が生まれただろう 今日何にもないこの空を 何人の人が見上げただろう 今日水曜日こんな夜に 何人の人が泣いてるだろう 今日何度思ったかな 何人の人が死にたいと思ったろう 君のその手に触れて 悲しみを覚えた どうせ消えちゃうなら 君の手で壊してよ 今日平和とは何なのか 何人の人が伝えただろう 今日食べることの意味を 何人の人が感謝したのだろう 今日大切だった夢を 何人の人が捨てたのだろう 今日最低な毎日を 何人の人が変えたのだろう 相変わらず僕らは 人ごみの中の一人で 未だに怯えている 残酷に血は流れてく ah 涙が止まらないよ 誰か止めてくれないか また自ら絶った音 もうやめて やめて 君が最後に流した数 以上に 残った命が泣くこと 考えたことある? 今日助けての声を 何人の人が聞いたのだろう 今日覚えたはずなのに 何人の人が忘れたのだろう 今日電車のホームで 何人の人が乗り込んだのだろう 今日何にもないこの僕を 何人の人が見つけたのだろう ...

無力人間

不意に虚しくなるんだ 現実にふと目を背ける 報われない日々の毎日さ 涙が止まらない 僕の救いだった音楽も 今じゃ錆びついたガラクタだ 綺麗事を並べたってさ 誰も救えやしない 僕らが生まれ落ちたことで 意味はあったのかい? 何も変わらないさ 何もかもが無駄だった どうせ全部無駄だったんだよ いっそ もういっそ 終わらせていいだろう 自分を偽らないで 素直に笑いたかったんだよ 僕は ねぇ僕は 一体何者なんだよ 無力な僕は 無力感に苛まれる 何もやる気が起きないんだ やりたいことも見つからない このまま眠り続けて 消えてしまいたいな 自分と他人を比べては 妬んだり 羨んだりして その度に虚しくなって 悲しくなるんだ これまで積み上げたモノが 崩れ去ってゆく 何もなかったみたいに もうどうでもよくなった こんな思い たくさんなんだよ いいよ もういいよ 僕のこと ほっといてくれよ 今にも泣き出しそうな 少女がうずくまっていても ...

憂鬱と夢見月

この世界に生まれて 幸せでしたか? この世界に生まれて 何を見つけました? 問いかける言葉に 耳を塞ぎ込む 未来に期待して 今日も目を閉じた 眠れない夜は 不安に襲われて つらい思いだけが 形になった 誇れるものなんて ひとつもなくてさ 息を止めたなら 楽になれるのかな 生きる意味がほしかった そんなのいらないのにね 笑い合う自分がいた あぁ ほら 夢に溺れてる ねぇねぇ 僕らは何処へ向かうの? ねぇねぇ 何かを失くしたような ねぇねぇ 神様 何か答えて ねぇほら また夢を見てる 将来なりたい 自分になれましたか? いつかの願い事は 叶いましたか? 何もできないまま 空を見上げてる 汚れきった気持ちじゃ 空も飛べない 「アイツだけ仲間外れ」そう言われてる気がして 誰も信じられなくなって あぁ こんな自分が嫌になる ...

死にたい人*生きたい人

死にたい人 生きたい人 生まれた意味は 僕は死にたい人なんです 夢も家族も恋人も全て 失った 誰かこの無駄な命を 救ってください 死にたい人 生きたい人 生まれた意味を 探し走った 何もないんだよ 何もないや 生まれてきて ごめんなさい 私は生きたい人なんです 生まれつき身体が弱いらしく あと数ヶ月 余命の宣告を受けて 何ができるの? 死にたい人 生きたい人 行き場のない 想い叫んだ 分かるはずないでしょ こんな気持ち 何のために 生きてるの? どれだけ迷惑かけたのかな どれだけ人を傷つけたかな ...

ねぇ母さん

命はいつか終わるのです 僕らも必ず死ぬのでしょう この世界で生きるもの全てに 等しく正しく終わりが来るのです 食事をとる喜びも 誰かと分け合う優しさも その幸福に似合う数だけ 僕が生きている価値を見出せなくて ねぇ母さん 僕は死んでしまったのでしょうか 命が消え続けてく世界で なにひとつ感情がないんだ ねぇ母さん 僕が全て悪いのでしょうか その命を奪って生きている この屍の上に立っている 「僕にも大切な人がいて 彼にも守りたい人がいて」 救える命がひとつだけならば こんな残酷な選択はないよ ねぇ母さん 心が痛くてしょうがないんだ 悲しい話なんていらないよ ハッピーエンドの先が見たいよ ねぇ母さん 僕はいい子じゃなかったみたいだ 死んだら地獄に落ちるでしょうか 三途の河原で石を積むんだ ねぇいつか 僕も死んでしまうのでしょうか 毎晩不安で眠れなかった 死ぬ日が怖くてしょうがなかった ねぇ母さん 迷惑ばかりかけて ごめんね 僕さえいなければと思うんだ あなたが悲しむことはなかった ねぇ母さん 僕は死んでしまったのでしょうか あなたの愛に今も包まれて なにひとつ感情がないんだ ...

ユメアト

誰かが付けた 足跡の上を歩く まるで深く傷ついた 傷跡にも見えた 誰もが一度見た 夢の先へ向かう 歩けば歩くほど 道に倒れた人が 泣いている 消えたいとか 言ってみるけど 哀しいだけ ほら ちゃんと 前を見なきゃ ここまで来たのに 全部諦めちゃうの? どうせ無理だとか 勝手に思い込んでるだけ 答えを知る者はいない 間違いの連鎖で 砂時計の中で 戦いながら 今日も 生きてきた 正しい道と 願いながら歩く それが間違いの道 とも気付かぬまま 堕ちてゆく 「才能がないね」っていつも 言われ続けた でも ぎゅっと 守ってきたから 一人で歩いて行く 自分の足で 誰が一番なんて 決めることじゃないでしょ? 幼い頃見た あの夢はなんだったけ? 何も見えないまま もがきながら 今日も 生きてきた ...

夢切符

寝つけない午前三時 時計の針は止まったまま 窓に差し込む月明かり ひとつの光が空へと消えた それから気がついた時には 名前のない駅にいたんだ 向こう側で誰かの足音 制服の人が近づいて来て 「彼は私にこう言った」 夢へ 向かう切符をお持ちでしょうか 明日へ 向かう切符をお持ちでしょうか それがなくては どこにも行けない 進めない 幻想列車は汽笛を鳴らして 空へ舞った なりたい自分になるために まずは切符を手に入れなきゃ 努力は報われると思ってた だけど現実は 違ったみたいだ そうさ 人は傷つけ合って 争い合う運命なんだ 誰かの夢が欲しくなって それを自分のものにしたくて やっと手にした切符だって 軽く奪われちゃって もう どうでもいいやって 一人泣いた これでよかったんだって どうせ私には無理だったんだ なのに どうして こんなに 悔しくて涙が止まらないの それはあなたが本当に 真剣だったという証なんです 想いが消えない限り 一人一人切符を持っています 「あなたの」 ...

ゲーム依存症

クソゲーみたいな 人生ゲームだ 一向にクリアできる 気配もない あなたも そうだとは思わないかい? こっち側に 堕ちる気はないかい? 経験値があるとするならば 僕のデータはカンストパラメーター 在り様もない 妄想浮かべて さぁ ゲームを始めようじゃないか コマンドのAは「たたかう」の合図 ほら 恐れずに前へ ガンガン行くぜ 逃げる選択はない とっくに逃げる場所もないぜ クエストクリアの音が鳴り響く まるで英雄になったみたいに ヘッドフォンを外して 口元がまだニヤけてる こんなに楽しいゲームなのに みんなログアウトするのは なぜ? 外の世界はつまらないだけじゃん つらい思いをするだけだよ リアル世界はうんざりです 愛とか夢とか 希望がないね ...

嫌われ者

嫌われた方が むしろ幸せかもな 傷つけてしまうのなら 嫌われ者でいいよ 言葉がない方が むしろ幸せかもな 口は災いの元 何も話さなくていい 私の気持ちなんて 分からない 分かるはずがないんだ だから最初から 人に期待することをやめたんだ 人を疑って 人が敵に見えて 嘘で固めなければ 自分を守れなくて 嫌がらせをされて イヤだとは言えなくて 平気な顔をして 平然と笑ってみせた 何も知らないくせに ホントの気持ちなんて 誰も知ろうともしてくれないんだ 平気なわけないじゃん それなりにひどく傷ついてんだから 私とは誰だ 嘘ばかりついてる君だ 寂しいのは何故だ 独りを望んだのにな 泣いてるのは誰だ 誰も気づいてくれないけど 消えたいのは何故だ 私の気持ちなんて 言葉でしか伝えられなくて ホントは苦しいの そんなこと言えるはずもないけど 私の気持ちなんて 分からない 分かってほしかった ...

普通ってなんだよ

授業中 窓の外を眺めながら思うんだ 僕の人生はこんなものでいいのかと ただ無気力のまま今を生きている 生きている 息をする ただ ここにいる 生きてゆく 最近 学校をよくサボるようになった 別に授業が嫌いなわけじゃないんだけど いや、国語の先生は少し苦手かな 普通に勉強を済まして 普通に学校に通って 普通に仕事をこなして 普通に家族を持って それが僕にとっての幸せというのか 普通ってなんだよ 普通じゃなきゃおかしいのかよ 決められたルールに縛られて 息苦しい人生なんていらない 僕の人生だろ 他人となんて比較するんじゃねえよ どんな結末で終わろうと 最後まで僕は僕らしくいたいんだ 平日の静寂はどこか不思議な気分だ 商店街の奥では大人の白い視線 飾りの世間体なんて くそくらえ 他人に迷惑をかけるな 尊敬される人になりなさい 社会のために尽力して 誰かの役に立ちなさい ...

エンプティー

何者かになれると思っていた 自分さえ耐えればいいと思っていた 努力は報われると思っていた そう 思っていただけなんだ 愛想笑いが上手になっていた いつか自分を好きになりたかった 嫌いな思い出ばかりが増えていた そう いい人になりたかった 消したいんだ 何もかも全部 空っぽなままで生きていたいんだよ そうしないと僕は このつらさに耐えられそうにない 忘れたいんだ 思い出もどうか 真っ白な色で塗り潰してくれ 本当の僕は ひどく醜い人間だからさ 人の目を気にしてばかりいたんだ 「死にたい」が口癖になっていた 気づけば言い訳ばかりの人生だ ほら またひとつヘドが出る 壊したいんだ 何もかも全部 信じることに嫌気さしたんだ ...