Tag: かりゆし58

声を

夏色 鮮やかに染まる 恋路を行く影ふたつ まだ愛と呼ぶには遠く 言葉にする事も知らずに 誰にも探せない場所で 待ち合わせて夢の中 連れ出してくれないか 神様にも見つからずに 宇宙の果て色付いた星 生まれた意味が分かる時 僕が僕であるように 君は君をあるがままに ああ君の声を溢れ出た声を 長い夜も越えて今行くよ 同じ朝をもう一度 ああ僕に恋のその先を見せてよ 繋いだ手が歳を重ねていく 今は最初の夏の入口で 花火の後の静けさに 耳を澄ませて ただじっと ...

まだだよ

途切れた歌 その切れ端 探し求めてドアを開けた 明かりが消え 静まる街 君と語る場所もないまま 不安の影に覆われて 通りはまるで人もまばら 流行りの風邪を拗らせて 夢叫ぶにもマスクが邪魔 でもここから また立ち上がれたら 僕ら前よりもっと強くなるんだろう もういいかい? まだだよ 希望と僕ら 隠れんぼ もういいかい?まだだよ 胸の底に湧いた願望 もういいかい?まだだよ こんなところじゃ終われんぞ もう一回 今度こそ まだまだまだ高鳴ったままの心臓 忘れかけた 手の温もり いつの間にか離れてたから ...

群青

聞かせてくれ 神様じゃなくて 君の声で 本当のこと 土砂降りの街 ミサイルの雨 発射ボタン押した その理由を 遥か空は高くて 故郷が泣いても また君のこと愛せると信じたいから 見つめてくれ 運命じゃなくて 僕らの手で 守れるもの 時の過ち 刻まれた罪 例え消えなくても その先を 遥か空は高くて 故郷が霞んでも また僕らなら照らせると信じたいから 許せないはずの相手まで 愛せてしまう矛盾を許して 遥か空は高くて 故郷が遠くへ 悲しみさえも歌えると信じたいから 遥か空は高くて 故郷が霞んでも また僕らなら照らせると信じたいから

再々会会

ああ もう行かないと 寂しいのは愛しいから さあ 終わらせないと 新しいが生まれない 今日も言わないよ サヨナラは「ありがとう」 きっとこの次を「待ち遠しい」が繋ぐよ 時のプラットホームには月日の新幹線 2人を別々に運ぶレールの歪曲線 ああ ドアが閉まりそう 鮮やかなスロモーション また会えると別れたけど 本当言うと分からないよ 振り返ると君も同じ 照れ笑いで踏み出す未来 再々会会したいしたい 待ってよって呟いて 飲み込んでまた笑っても 止まってくれないよ 街の灯が暮れるよ 言の葉は心樹の飛ばした紙風船 2人が別々に描く想いの放物線 ああ ドアが開くよ 鮮やかなスロモーション まだ途中の歌に続く ...

JUMP UP!

JUMP UP! JUMP UP! JUMP UP! 飛んで 飛んで 飛んで JUMP UP! JUMP UP! JUMP UP! 境界線の壁越え JUMP UP! JUMP UP! JUMP UP! ...

ちょき

会えない夜 午前2時 「会いたい」が鳴いてしまいそう ああ溢れそう ギュッてしたいな 困ったな 眠れないや 打ち寄せる波より 青空の青さより 呼吸をするより 無限や永遠より 誰よりも君を こんなに絶えず引っ切りなしに 想い続けていても なんだかいつになっても君が 当たり前にならないよ また眠れないや 叶わない夢より 天国の在処より 銀河の先より 遥か未来より ...

ミルクと包帯

道端に落ちてた知らない誰かの夢 僕らは抱き上げて そいつにミルクを 飲ませてやったよ まだ痩せっぽちだけど 別れが辛くなるから 名前は付けずにここで 迷子の夢を預かっているよ 迎えにおいでよ あなたもどこかで 探してるんだろ この先を見せてよ 街角に置き去り ボロボロに破れた恋 僕らは抱き上げて丸めた尻尾に 包帯巻いたよ ほら 痛みは引いたかな 信じたいと願う心を誰かに捧げたあなたの 破れた恋を預かっているよ 迎えにおいでよ 忘れても無くせない 気付いてるんだろう 思い出は嘘じゃない ミルクをやっても 包帯巻いても あなたに会いたいと鳴くんだよ 迷子の夢を 破れた恋を迎えにおいでよ 七曲がりの日々を覚えてるんだろう あなたのものだよ

国際通りに雪が降る

君の街は雪だとニュースが言ってるから 風邪でも引いてないかと気になります こっちの方もなんだか冷え込むから もしかして もしかしたら もしかするかな 僕の街に白く小さい忘れもの 国際通りに雪が降る 国際通りに雪が降る 君は長いマフラーと手袋なんかして 白い息を吐いてるでしょう こっちじゃマフラーも手袋も要らないけど こんな夜には 僕の街に白く小さい忘れもの 国際通りに雪が降る 国際通りに雪が降る 僕の街に白く小さい忘れもの 国際通りに雪が降る そんな夢を見ています