Tag: カーネーション

Changed

くたびれたブーツが寝てる 叩いたら煙になる 指先は床に 這うように生きて ぎりぎり許し合う そのために生きる 怖い物が他にあるの? 懸命にかばってくれた そういう人だよきみは ねぇ何がきみを変えた? 何がきみを変えた? 何がきみを きみを 芒に月それで終わり 起こることは変えがたい トーストは焦げている 不機嫌が溶けて あやふやな味になる そんな場合じゃない 宇宙人のように歩いて 買い食いに明け暮れるんだ 胸を張って笑おう ねぇだれが意味を変えた? だれが意味を変えた? だれが意味を 意味を 何がきみを変えた? 何がきみを変えた? 何がきみを きみを

その果てを心が

その果てを心が流れてゆく 束ねた絹糸のような川を 絵の中に生きた幽霊は誰だ 吐息に曇るガラス窓の向こう 永遠に終わらぬ物語がある 落ちた実がはじまりを告げる事を信じたい 凍りつく世界に生まれた歌にも 詩が宿る命は雫となってよみがえる 押し黙る石をそのままに描いて この道の行方を睨んでみる 振り返るときみがいるような気がした 朽ちた陽はたそがれを連れたまま帰らない 胸に沈めて思う夜の全ての意味 ふいに泣く何がそれを変えたのか 振り返るときみが… その果てを心が流れ

BABY BABY BABY

道路はさんでちょっと向こうの先まで 走るぜブラザー 振り返らずに行くぜ きみと Go Go 髪はボーボー 明日は方々 あたま朦朧 どんくらいの Tears & Fears くぐり抜けてきたっけか 心の中にはね ほら傷がまだ残ってるもんね 今も百年前も変わらないことがある 笑われてさらされても それでも終わらせないで BABY BABY BABY 雨が降るフィルムの中 遠い昔 BABY BABY BABY 生まれた日にどんな夢を見たんだろう 夢を 夢を ...

Highland Lowland

重たいドアにはそれなりの意味がある はみ出す釘を見よ これ以上の無駄はない 昨日の続きは見たくない 新しい仕事を見つけるために来たのに 町にはなにもないじゃないか それなりに過ごせるけど 上の方から見たら全体は沼地だ 上の方から見たらここはただの穴 臍の緒巻き付け昼過ぎに生まれた 覚えていないが Oh そういう話だ 昨日の続きは知らない 仲間は手を振って一人ずつ消えてった ここにはなにもないんだろうな それなりに笑えるけど きみの方から見れば全体が霧の中だ きみの方から見ればぼくはただの影 新しい仕事を見つけるために来たのに 町にはなにもないじゃないか ...

霧のスーヴェニール

何も知らずにいたんだ なぜかずっときみのこと 遠くから見てたいつも 未来に波打つ髪 砂に灼けたような 古い写真やこの地上の雨 過ぎてゆく悲しみが全部夢ならそれもいいさ きみを待つ明日も 朝の光の中 いつもここで やがてすべてが終わり 静かな朝が来るのだろう 遠く昔のことを 昨日のように感じて 霧がはれた頃 次の列車に乗るこの駅から 過ぎてゆく物語が全部嘘ならそれもいいさ 流れゆく雲と光が 水たまりの中 揺れているよ ...

マーキュロクロムと卵の泡

夜明け 薄い肌着の肩紐が闇に結ばれていたんだ 首筋のくぼみ そこはぬるい浅瀬の海 木目の先その向こうへ 夜を溶かしたような髪に 顔をうずめるのか? 妙な柄の靴下と 工事知らせるチラシ丸めたのに 穴が空いた明日 スプーンで 蜜を垂らした布は甘くただれた産毛の匂い マーキュロクロムと 卵の白身と泡の日々 爪をたてて溶けていった かげりゆく夏の色に染まって 息をひそめるのか? 表紙の無い雑誌と うすいピザの肉がひからびて曲がる 皿の上の未来 ...

Rock On

おれはだれだ だれでもないわけがない ついにこれだ このままでいいのかよ WOO WOO この胸の高鳴り WOO WOO 椅子に溶けてく身体 Yeah Yeah 見えないか?(You Give Me Fever) 心の中はどうだ?(Sweeter) Yeah Yeah 地べたで(You Give Me ...

I Know

彼岸過ぎには戻るから よろしく伝えてくれないか しばらく忙しくしてたし ゆっくり話もできなくて やっとこさえた握り飯 スペシャル・メニューのデリヴァリー だれの顔色気にしたって なるようになるそれだけ 言葉もなく(音もない) 何も起こらない(世界では) 物語の(始まりも) 終わりもない(I Know, I Know) You 鎧を脱ぎなよ(この顔をじっと睨みつけて) You 頭はからっぽさ(見つかんないところに隠れなきゃ見つかんないとこ) 軽く叩きゃ割れる コスモスに埋もれていたい 夜には一面の宇宙だ カゴの中の物全部 ご自由にお持ち下さい ...

海の叙景

釘を抜く 絵の木枠 襟元で光る石 その中の今 波の音は遠く 夢の中へ導く じゃれつく動物たち 塗り立ての木戸の色 重い荷物 床に置いて 日陰に座るただ黙って 数日は泣く 体温の温かさ 廊下の冷たい朝 コップの炭酸から 泡が消えてしまった 消えてしまった

Blue Black

水で薄めたような 妙な目覚め 電気を点けて確かめる なんとなくの存在 Blue Black ペン先も言葉を失う もう会えない友達のことや とりかえしのつかないことばかり 思い出してるなんて 譜面のはじまりへ戻る 無意味に無防備に コップの底に暮らしてる 今でも変わらず 手がかりのない轍を見つめたまま あと少しのやさしさと言葉 伝えきれず時は過ぎてゆく 卵を割ってただ一点を見つめて 夢がコーダになだれこむ頃 もうじき次の列車もやって来る ...

SUPER RIDE

時間は戻せない 二度とくりかえせない だけどこの歌は… 雨ざらしのゆりかご はねる油の音 あたり前のことが 消えぬように願ってみて 想像するより簡単なことってなに? 寄り道するたびに覚えたもの 虫の名前や本の匂い インクを飛ばしながら 散らかった頭の中描いた てっぺん宙返りの仰天くるくるボーイ 指で髪巻いてあくびひとつ 案山子が睨みつける宇宙の 衛星は丸いプラムの種 Oh 壜の中へ 説明のつかぬあやふやなものばかり 投げ込んだりかきまわしてみたり ラララ… ...