Tag: バウンダリー

三月の風

当たり前だった部屋から出たの 心なしか縫いぐるみも寂しい顔 笑い声はたまに響く薄い壁の向こうから 楽しそうだね 揺らいでるばっか時間ないでしょって 無理やり立ち上がるわけじゃなくて 心の動く方へ思うままに 全てうまく行けばいいのに 三月の風 背中を押してくれ 腫れぼったい目を擦って まだ慣れない通りを歩く 暖かく騒めき不安が纏うけど こんな僕のことも見守ってくれてるのかな 大事にしまった写真の中の 所々抜け落ちた記憶を埋めるように あぁどうにかなりそう なんだか急に会いたくなるよ 君がよく笑うからつられるんだいつも つまらない話も聞いて 一つ一つ愛おしい ...

足跡

足跡はつづく遠く遠くまで 鳴り止まぬ歓声が聞こえた気がしたよ 明日何があるか見当もつかない 有り余る思い出を花束みたいにして アイウエオとドレミファソが リズム纏って踊っているのさ がらくたにはしないで 10年先も色褪せないで 皆同じだけ背伸びしたり のらりくらり躱しながら お疲れの様子はあまり見せず 陰と陽を行き交う でか過ぎる壁なんて屁でもないね 足跡はつづく遠く遠くまで 鳴り止まぬ歓声が聞こえた気がしたよ 明日何があるか見当もつかない 有り余る思い出を花束みたいに抱え 赤い絨毯のうえ 今になっても鮮明で がむしゃらな分すべてが一瞬で ...

こんな言葉じゃ

こんな事ばかり 考えてばかり 私まるで最低だな 言い訳が喉で引っかかってるの 時々強がり プライドは高い 独りぼっちに慣れてしまう前に 出会ってくれてありがとうとか 一緒に居てくれてありがとうとか 素直に言いたいな こんな言葉じゃまだまだ 伝わらないかもしれない だけど覚悟を決めて 声に出してみるよ それでもまだまだまだまだ 足りないかもしれない だけど諦めないで 君に会いに行くよ 本当の事だけを 口にする君は 傷付くのを恐れてない 実は羨ましかったりするんだ 選んでくれてありがとうとか ...

でたらめ

幸せに振り回されてる みたいな毎日です けど時々不安も少し そのくせ涙が流れても 理由はわかりません 見なかったことにしておくよ 心の中を覗こうとして そんなの無駄と言い聞かせて 目を逸らした 息が苦しいほど 君は愛しいひと いつまでもいつまでも このままでいたいのさ 抱きしめていたいのさ 幸せは片手でおさまる くらい小さくていい 空へ飛ばせなくたっていい そうして誰より軽くしてれば 浮かぶはずでしょ 日の当たるとこまでも少し ...

あの言葉

夢の中で逢えただけで 嬉しくて困るな 元気になれるのさ それだけでいいのさ それだけでいいのさ 欲張るほど手に残らず 慰めてほしくて 流した音楽が また好きになったよ それだけでいいのさ 変わりたいと思ったり 誰かになりたいと思ったり 何者かわからなくなったりしながら もがいてくよ あの日 あの時 あの言葉に 丸まった背中を 伸ばしてもらったの あの日 あの時 あの瞬間から 固まった世界が動き出した 変わりたいと思ったり 誰かになりたいと思ったり 何者かわからなくなったりしながら もがいてくよ あの日 あの時 あの言葉を 宝箱に入れる いつでも取り出せる ...

儚い夢

帰り道に閃いたメロディが 想いを乗せ旅に出かける ありきたりなこの日々を叫んでよ 思い切りに叫んでよ 人はみんな違うから面白いな それぞれの生活の中で 交わるのはほんの一瞬ばかり それぞれが主役なんだ 儚い夢 どこまでもゆけ 雨でも風でも いつでもかかってこい 儚い夢 ひかりかがやけ あの雲越えたら 何が見えるだろう 人はみんな違うから難しいな それぞれの生活の中で 交わるのはほんの一瞬ばかり それぞれがきっと悩んでる 儚い夢 どこまでもゆけ 雨でも風でも いつでもかかってこい 儚い夢 ゆけるとこまで あの星目指して 駆け出した僕たちは

暗闇

瞬く間に過ぎ去る 置いて行かないでって叫ぶ 波に呑まれ偶に逆らうだけ 逆らうことにしたよ 暗闇を抜けるため 裸足で一目散に駆ける やがて霧が消えてなくなる時 何処で何をしてるだろう 眩しく光るから なるべく触れないようにして 消えない傷ひとつ 未だに掻きむしって 日が沈むならもう 行かないといけないかな 暗闇を抜けるまで 体を精一杯動かす やがて霧が消えてなくなる時 何処で何をしてるだろうな 何も変わらないままでも せめて前を見てるだろう ...

気まぐれ

日が暮れたら眠気と焦り溜息 あれから何日経ってるんだっけな 一秒ごとに狂い出す恋みたいね さっきから支度は進まないけどさ 似たもの同士惹かれるように 二の足踏みながらも行くのさ 気まぐれでいいから近くにいて 満足なんてしないでいてベイベー 未完成な僕らずっと 向かい合っていたいなこうやって ただ目を見て手を握るよ 気まぐれでいい偶にでもいい 嫌いになるまで側にいてよ 三日月の夜イヤホンの中 正しい選択って思えるよ

音楽よ

音楽よ僕達を 強く強くつないでいて 何となくじゃなくて 引き寄せられたような 運命でもなくて選んだんだっけ すれ違ったりして 会えなかったらこんな 楽しさも苦しさもなかったんだよな 音楽よ僕達を 強く強くつないでいて 音楽よ僕達を 強く強くつないでいて あの一歩は誇らしい 後ずさりは恥ずかしい すべてが重なって今に至る 青いそら!ほど良い風! うつくしい花が咲くのも 当たり前なんかじゃなかったんだよな 音楽よ僕達を 強く強くつないでいて ...

ゆきさき

今日もいつものブランコで 眉をひそめて考え事なんかして 夜風、そんなに冷たく笑うなよ これが自分なりの全力なんだ ただの一歩が怖いのは 何が何だか分からなくなるのは 紛れもなく君だかららしい 呆れるほど君がいいらしい 加速してく もう怖くなるくらいの スピードで夢中になって ああ止まらないでたいな ハンドル握る両手は行き先を知らない 行き先を知らない誰もまだ知らない 僅かなトキメキを合図に 走り出したこの日々は 朝を待って夜を待って揺らめくのさ 遠くて聞こえないから近づいて 今日もいつもの自分を振る舞う 内緒事で緩む表情 ...

バルーン

悲しい話ではなくなって 薄れてしまえばただの思い出 新しい私に期待をして 桜の消えた公園を通り過ぎる所で 体が軽くなって 前髪がふいになびいて 不思議な香りがしたよ 騒がしい心に息を吹き込んで 悩みはしぼんでいけ やるせない時間も今に追い抜いて 光が強い方を向いて 全部全部笑い飛ばせなくても 小さな愛は見逃したくないや 眩しい陽射しが叩き起こして どうやら眠りにはつけたみたいで 昨日を受け入れられないでいる私と それでも過ごさないといけない一日 逆さまに落っこちて 眠るまで目を閉じて 同じ場面を思い返して ...