Tag: 東山奈央

door

駆け出した未来が 遠くで煌めいて そっと呼んでいる 地平線 見つめる頬に 風が吹き抜けて その色に出会うたび 暖めてた 触れ合った優しさに 包まれて歩いてる 誰もひとりじゃない だから探したい (聴かせて) いつもの道を帰ろう 街を照らす太陽が 昨日の続きを知りたげに 手招いてみせた (見上げて) 行く先を失くしても 君とドアを開けるんだ 描いてみよう 大好きな場所は きっと光で揺れている 宙(そら)を仰ぐ君の瞼を染めるように そっと手をかざす ...

SLOW MOTION

それは一瞬の目眩(めまい)のようで ひどくまぶしい風だった 薄く汗ばむ夕闇の中を 滑るみたいに抜けだせば 遠く 私たちは どこまで行けるだろう 終わらない波音はきらめきながら囁(ささや)く 透明な海の底 生まれては消えてく 泡がくり返し果てしなく 祈り 届けてゆく 追いかけて 追いかけて 君とならこのまま 夜になるまえに 今という 永遠を知りたいだけ そして灼けつく幻のあとに 優しい孤独が残るなら 明日より 触(さわ)れない未来より 記憶さえ持たずに 輝きだけ 纏(まと)って 運命の息づかい すれちがう偶然 ...

living

少し早く起きた朝は とっておきのカップ 準備して始めよう 空は高く 風は澄んで お気に入りの香り流れれば いい気分 ほら、かららからっと一粒ずつ ねえ奏でてみる? 豊かなリズム 手間も暇もかけて blew with you 愛が膨らむ 香りの花 咲いていくわ 香ばしさに心ほどかれて いい気分 いま、ふわわふわっと部屋を満たす この愛しさごと注いでいく 酸いも甘いも飲み干す with you 愛が深まる 愛が深まる ...

オーダーメイド

世界、それは昨日とは違う顔を見せてくれる 昨日、それは風見鶏 明日次第で見え方が変わる 諦めないこと教えてくれた時に 心の中ではきっと道を決めていた 私の憧れたち オーダーメイド ひとつずつ かなしみだって、しあわせだって描いてみせるの はばたいた小さな羽 理想を追い続けていく まだ見ぬ景色想像して ああ、旅は続く 自由、それは胸の鼓動速めるほどにときめく響き 鼓動、それは砂時計 命を削り、生きかた訊ねる 誰もが持ってるそれぞれの物語 自分次第だね 何にだってなれるから 私の思い出たち 抱きしめる ひとつずつ ほろ苦くって、しあわせだった変えられないもの 今別の姿になり 希望の中へとけていく 届けたいこと ここに詰めて ああ、君に贈ろう ...

冷めない魔法

手慣れた調理のリズム これは魔法だと思う 食材達の大変身 銀食器おしゃべり上手 いつかのある日の とある出会いの話 胸のワクワクとその少し下で鳴る合図 「さぁどうぞ、ね?冷めないうちに」 僕らはこんなに違うけど 不思議なあたたかさの理由(わけ)は ほら きっと同じだよ みんな笑顔だ それもそうさ だって、魔法にかかってるから なんて居心地がいいんだろう そっと瞳(ひとみ)閉じてみる 思い出は香りがする ちょっと恥ずかしくもなる いつかのある日は隣で愛の話 少し特別な扉の向こう側の話 “はじまり”は冷めないうちに 熱すぎても引かれちゃうかもな 隠し味に想いを込めて うまく届きますように 心が動く音を聞かせて どう?騙されたと思ってさ ...

ワゴン

損をしないように目配せのルーチン 欲しがりの所作はしっかり映った 両手は塞がってそれでも欲しくて 萌黄色の日々が何百回続いてる 楽しんで 足りなくてもう一個 贅沢にそう積み込もう 錆びても使い続けよう君に貰ったワゴン 押してガラガラ向かったレーンは 期待いっぱいの君もいて同士ね 余る程沢山いつも備えて 持ち帰った言葉に埋もれていたい あればあるだけ今日も笑える 鈍色ならないよう何重に彩ろう 手を出して 受け取った想い 誘惑いっぱいで忙しい 綺麗なあれもこれも乗せたら前が見えない 引いてフラフラ曲がった近くに またダメ押しのリリカル リリカル 迷わずに選ぼう 目に付く全て大事で ...

シアワセリクエスト

私のことはやっぱり あなたが1番わかってくれる あなたのこともやっぱり 私が誰よりもわかってるはずだよね? 時に煩わしくてケンカをしたくもなる だけどねそれでもあなたが好きよ 未来のあなたの為 私を好きでいれば ずっと幸せ 理想の彼氏の条件は 優しい目をした揺るがない人 今すぐ迎えに来てほしい 腕まくりした後に仕方ないなと笑う 結局ふたり おんなじ 土曜の朝のランドリー オープンカラーのシャツが揺れてる 今度こそはと買ってきたオリーブも いつのまにかあなたがお世話する 趣味も嗜好も違う でも無理に合わせはしない だけどねそれでも笑顔になるの アナログレコードから流れる80'sが 今日を彩る 理想のデートじゃないけれど ...

大切のつくりかた

少し遠くの街に灯がともる 地平の先に明日を眺めて はしゃぐ足音 急ぐ家路を辿っていけば 穏やかな食器のリズム もうすぐ会える 大切な場所 こんな日々は ありふれているけれど どこにいてもかけがえなく思うよ 泣きたいときも 強くなれないときも ずっとそばにいるよ ひなたのようなぬくもりを頬張って ねえ、こっち見て 美味しい顔を見せて それだけで愛しくて ああ、幸せ 数秒前の景色も流れて 足を止めても過去になっていく 花も草木も 風の匂いも 忘れないように ゆっくりと募る思いを 残さず言わせて 不器用だけど どんな日々を手作りしていこう? 何もかもが まるで違っていても ...