七つの子・その後
「カラス なぜ鳴くの カラスは山に…」 誰にも愛されない それなら私です 街のカラスさえ 七つの子が待っているのに こんなこと考えるのはおかしいですか 七つの子はその後 どうしたのだろう きっと大空を自由にはばたいて 命をまっとうしたと思いたい そこここ ここそこ そこら中に私は居ます 可愛い可愛いと 声をかけてくれますか みんなに嫌われてる 見た目も冴えないって 黒いカラスさえ 朝が来れば光輝く 今更 ことさら 騒ぐ気にはなれないけれど 余計なお世話だと 枝を揺らし 叫びたい どこここ ここどこ どこにだって隠れています こっそり ひっそりと 息をひそめ 居ない振り ...