Tag: 水城なつみ

恋のパシュート

真っ赤な車をカッ飛ばして 貴方は天国 有頂天(うちようてん) キラキラ女と 逃げ回る 懲(こ)りない浮気 パシュート(パシュート)パシュート(パシュート) つかんだ恋は 離さない パシュート(パシュート)パシュート(パシュート) 諦めないわ パシュート ボリューム全開リズム刻み 貴方はロックの スター気分? 遠吠え出来ない オオカミは 闇夜に消える パシュート(パシュート)パシュート(パシュート) 仕掛けてあるわ 蜘蛛(くも)の罠 パシュート(パシュート)パシュート(パシュート) イライラするわ パシュート 革ジャン、グラサン、くわえタバコ 貴方は映画の 主人公? 結末知らない ロミオだわ 帰っておいで パシュート(パシュート)パシュート(パシュート) お遊びゲーム エンディング パシュート(パシュート)パシュート(パシュート) 私の恋の パシュート

あかつき情話

銀の鱗がヨー 海原染めて 網を引く手に 命がたぎる これが銚子の 夜明けだと あんたの口癖 聞こえる頃さ 波を枕に 大漁 大漁祈るよ 幼なじみでナー 育った同士 明日に漕ぎ出す 十九の船出 夢を誓った 君ヶ浜 あの日の眼差し 変わりはしない ひとり波止場で 恋しさ 恋しさ募るよ いつか一緒にサー なれると信じ 女房きどりで 飯炊く番屋 今日は大漁 祝い酒 あんたの笑顔が この胸照らす 惚れて惚れぬく 大漁 大漁節だよ

恋花火

夏の夜空は 納涼出逢い 旅のあなたも 誘われた 打ち上げ花火 見上げれば 高く咲きます 誇らしく ヒュルル ヒュルルル ヒュルルル ヒュルル 諏訪湖花火は 夢灯り 夏の恋路は おもかげ出逢い ならぶ微笑み 肩を抱く 炎の滝は ナイアガラ あの日結んだ 絆です ヒュルル ヒュルルル ヒュルルル ヒュルル 諏訪湖花火は 星灯り 夏の湖畔は しあわせ出逢い 心なごみの 水鏡 あれは消え口(くち) 色模様 あなた教えて くれました ヒュルル ヒュルルル ヒュルルル ヒュルル 諏訪湖花火は 恋灯り

くれない渡り鳥

浮き世づたいの 気ままな旅を なんで邪魔する 恋ひとつ 私くれない 渡り鳥 一つ所にゃ 住めないたちさ 止めてくれるな 振り向く肩に 涙焦がして 陽が沈む 情(じょう)と未練の 振り分け荷物 ここで捨てなきゃ 歩けない 私くれない 渡り鳥 一夜限りの 夢から覚めりゃ 風に吹かれる 綿毛のように 明日はいずこか 西東 愛を知らない わけではないが 惚れたハレたは もう御免 私くれない 渡り鳥 忘れられない 面影ひとつ 抱いているのさ 心の奥に 月も片割れ 旅枕

幸せもういいかい

こんな夜更けは 思い出列車 私の心を コトコト走る 今度こそはと 思っても いつも涙で 終わる恋 幸せ 幸せ もういいかい 隠れてないで 出ておいで 後ろを見ないで 生きるから 私に下さい 女の春を お酒飲んでも 探せはしない 哀しい心の 捨て場所なんて つらいこの世の 雨あらし 耐えりゃ陽も差す 花も咲く 幸せ 幸せ もういいかい 誰かの胸に 住めるまで ぬかるみ道でも 歩きます 私に下さい 女の春を 幸せ 幸せ もういいかい 明日に描く この夢を も一度信じて みたいから 私に下さい 女の春を

恋紅

遠く汽笛が急かせるように あなたの呼んでる 声になる 今日の帰りを 故郷で 指折り数えて 待ちました 月も雲間に 月も雲間に 夢のようです あゝかくれんぼ 下駄の音さえ ときめく胸に 聞こえてきます からころと あの日と同じ 帯締めて 嬉しさこらえて 駆け出せば 髪にはらはら 髪にはらはら さくら舞い散る あゝ里の駅 耳をすませば 昨日のように ふたりの想い出 連れてくる 祭り囃子(ばやし)を 聴きながら おくれ毛優しく かきあげて 恋の紅差す 恋の紅差す 窓の向こうは あゝ茜空(あかねぞら)