Tag: 深谷エリ

呼吸

誰かの評価に寄り掛かったままでは 息がつまりそう ねぇ呼吸をしてみて この先 楽しく歩いていくためには 息を吐いて出すだけ そして何かを感じ続けることだね 季節は狂いながらも進んでく 誰かのために変えたりなんかしない 自由に歌うには あたしは何をしていけばいいのか 分からなくなるよ 大事なもの ありすぎて ねぇどうして 全てには限りがあるのだろう? きっと燃え尽きるためだろう どうせならば灰になれよ 全てが思うようにはいかないってことは 「それなりに生きてきた、だから分かる」ってふりして。 この先楽しく歩いていくためには 今までの価値観や見方を変えることかしら? はじけたシャボンが 雨に流されてくような 儚いものばかりをもう 見つめて悲しまないで あたしが決めたこの歌をあたしが ...

今日の越え方

今にも狂いそうで止まらない そんな感傷の理由 少し整理しましょう ソファーに転がって 不安な要素や 本日のコミュニケーションをリプレイしましょう 理由もなく悲しいのであれば それはきっと 静かに季節が巡ってるからでしょう 立つ力 失って笑えない そんな日はミルクティーでも 飲んで泣きましょう 涙に溺れそうになったなら その海底深く沈みましょう それも術でしょう これまでだって執拗に 「もう何にもできない」って 思う度 こなしてきたのは誰でしょう? あなたが明日も呼吸を続ける それがどんな過去よりとても 価値があるから 今にも狂いそうで止まらない ...

新しい日々を

新しい日々を始めよう それだけが僕を掻き立てるミソなの この道を行けば どこかに辿り着く 何もないように見えても どこかへ 大切なことを 何故か忘れていって 寂しさばかりが僕を襲っても ただ一つ 見えないものがあるとして 僕ならば知りたい それをきっと 新しい日々を始めよう 見上げればそれは遠くに見えるけど 温かい愛に出会いたい それだけが僕を掻き立てるミソなの 気がつけば僕は どこかずるくもなって 人の可愛さを恐れていたよね 大切なことは 何故かぼんやりして 頑なに僕はこの身を守ってた まだ少し 癒えない傷もあるけど 今ならば越えたい それをきっと 愛する人に捧げよう 傷ついた数の知り得た優しさを ...

水中花

咲いた花びら 綺麗でしょ 水をやりすぎて 枯れそうな君を 蒸れた部屋に飾り 見とれていたい 夢を見たよ 君の種を食らう夢 それでもまだ足りないと 葉をむしって 数えていたんだ ずっと ねえ君さえいなければ ああ 一人の夜もしのげるのに そばに欲しい愛があるからこそ どこまでも弱くなる 暗いお部屋で 君探した 夢を見すぎては 麻痺している目に 映る君の姿 もっとそばで 眩しいほど咲いて 見せつけていて いつか朽ちる花じゃ 恐いの ずっと 咲いてて欲しいのよ そばに 愛という蜜を吸わせて あたしは飢えたアゲハなのよ もっと注いで 錆びてしまわぬように もっと もっと注いで ...

ねむれないよる

あなたがくれた温もりが 今この胸を冷やすよ 眠れなくて 死んだような目で窓を見てる 今夜のようなシトシトと降り続く雨の日は ベランダにつたり落ちる雨音や 車が飛沫を上げて走る音が 気になって眠れない たとえ雲が星空を隠さぬような そんな静寂を集めた夜でも ただ あなたがいない ただ それだけが ああ 私の夜を長くするのよ あなたがくれた温もりが 今この胸を冷やしてく あなたを抱いたこの腕が 行き場をなくしています 「淋しい」 物分かりのいいふりをして 朧に去ろうか 涙見せる前に ほぅら ...

体中雨に濡れてた

体中雨に濡れてた つまずけば立ち上がる力はなかった 朝なんて来ない気がした 街の灯りだけが 孤独を照らした 終わりのないことがないなんて その時知らなかったよ 寂しさを紛らわすため 誰かそばに居てと居場所を探した いつもいつも 傷ついたけど どんなに裏切られても 一人よりはよかった 前なんて見ないようにした 届かない光に 目が眩むからね 傘さして歩いてみても どこか嘘くさくて その手を離した 終わりのないことがないなんて その時知らなかったよ 今日もまた歩き続けて 気がつけば小じわも気になり始めた 先なんて分からないけど 少なくとも今は「今を愛してる」 ...

today -弦楽四重奏 version-

today 空は晴れて 道行く人 こんなにも多いのに ただ この街では 空は狭く 星も見えない ああ 一つの夢 手にするには 遠すぎるこの街で 今戦うこと 僕はやめない 夜は明けゆく たとえ耳を澄ませど この街の風音は 僕のそばを避けゆくようで 心を冷やす nothing ever There is nothing in here. すり抜ける 掴めば掴むほど速く 追いつけなくとも 今日という日々を重ねる ねえ ならばただ 僕は今日 ほんの一秒でも満ちていたい そんな小さな光を見失わない様 もし 望まぬもの手にしすぎて 持て余してしまうなら ただ 手放せばいい 生きることはシンプルがいい ...

ジェンガ

いつからか こんなもんが自分らしいって ここまでって高さを決めては 「そんなはずはない」って 決めつけてるのは 自分以外の誰でもない 信じることがバカらしい おそろしい カッコわるい そうだ そのとおりだ こわいんだ 裏切られたくない 自分にも誰にも 崩れ落ちたら負けだろうと 恥ずかしくてバカみたいでも 意味がなくても立ち上がろう 3年寝てても立ち上がろう ぐらぐらと いつもギリギリで 立っている私 少しも完成されていない私だ カッコつけて高く見せようとすればするほど カッコ悪くて笑っちゃう 箱に入ったジェンガの人生じゃ つまらないから 積み上げよう 何度崩れても積み上げよう あたたかい夢に抱かれよう ...

画面越しの世界

いつからか 画面越しになった世界 画面の先 その先は輝いてるの? 画面越しに どんな未来があるんだろう? きっと何か 失うものもあるんだろう? 何を見てるの? 何を思うの? あわや かつて あり得ないものばっか いつも積み上げていくのが「時代」 そんなことばっかばっか ばっかばっか 言ったって! 本当は 何を写してみたいんだろう? あの空に 何を感じているんだろう? ねえ君は あの時何を見ていたの? もし君と もっと向き合っていれたら 罪悪感を募らせながら ネットだらけに染まり狂う日々 この先の問題とか見ないふり ブレない現状 理想はどこ? 意味ない統計ばっか見てる 実際はそんな背比べなんていらない ...

僕にできること

世の中のために出来ることを 少しだけ考えてみたけど ああ なんだかちっぽけだな 僕にできることは 綺麗事と現実の狭間で 歌をうたうことくらいだ 本当に何をすべきかは 実際は誰も教えてはくれない なぜなら 誰にも分からないから きっと自分には関係ないだろうと どことなく思いながら 今日も明日も流れる季節の列車に乗って ぽっぽっぽっと嗚咽を漏らしながら 笑いながら進んでいくよ 「きっと自分には関係ないだろう」 楽しそうに友達とゲームをしている女子高生たちも 親しげに話す奥様たちも みんな まるでまるで 普通の毎日を 切り取った絵画のように見えて来たんだ 人間がいつまで生きられるか 誰にも分からない なぜなら 誰もが居なくなるから ずっといつも曖昧な毎日を 自分だけが信じてやろうと 暴走列車のハンドルを握って ぽっぽっぽっと嗚咽を漏らしながら ...