Tag: 田中あいみ

私は私…

愛されたいけど私 誰かの代わりじゃ嫌なのよ あなたは笑ったけれど ほんとの心はどこにあるの あなたのいない国際線は 心変わりな雨模様 肩を寄せ合う人波の中 私はもう縋(すが)らないの 誰も知らない私は私 あなたの望む女(ひと)じゃない 行方知れずの私も私 あぁ染まらない色を纏うのよ 愛されたいけど私 言葉じゃ伝わりきらないの 駆け引きなんていらない 私はいつでもここにいるの ひとりでくぐる搭乗ゲート どこかへ向かう人の群れ ここに来たことその意味だけを 私はまた噛みしめるの 明日(あす)を知らない私は私 縋ったままの女(ひと)じゃない 愛され下手(べた)な私も私 あぁこのまま独りでもいいわ 目をそらすのはいつも私で 夢はいつでもそこにある ほどけた髪を結び直して 私は今私になる 誰も知らない私は私 あなたの望む女(ひと)じゃない 行方知れずの私も私 あぁ染まらない色を纏うのよ

噂ばなし

寝返りうっても あんたはいない 片手で捜して 夢から覚める 戻って来るのか 来ないのか 最後のけんかの 理由(わけ)も忘れたよ 馴染みの店では 別れたなんて 言ってるそうね それならそれで いいからさ あんた… あんた… 荷物のひとつも 取りに来い おまえが最後の 女だなんて 男の言葉(せりふ)は 羽根より軽い 戻って来るのか 来ないのか 鍵さえ替えずに 待っているのにさ いいヤツだったと しみじみひとり 飲んでるそうね それならそれで いいからさ あんた… あんた… 別れ話(はなし)をきっちり つけに来い ちかごろ噂じゃ きれいな彼女 連れてるそうね ...

悲しい色やね

にじむ街の灯を ふたり見ていた 桟橋に止めた 車にもたれて 泣いたらあかん 泣いたら せつなくなるだけ HOLD ME TIGHT 大阪ベイブルース おれのこと 好きか あんた聞くけど HOLD ME TIGHT そんなことさえ わからんようになったんか 大阪の海は 悲しい色やね さよならをみんな ここに捨てに来るから 夢しかないよな 男やけれど 一度だってあんた 憎めなかった 逃げたらあかん 逃げたら くちびるかんだけど HOLD ME ...

放されて

水に七色 ネオンの花は 夢がありそに 浮かれてるけど 私はあんたに 放されたまま ひとり曽根崎 はぐれ鳥 忘れなあかん…忘れなあかん あんたなしでは よう生きられん 忘れなあかん…忘れなあかん おんなやもん 酒落た女で いたいのやけど 私(うち)はやっぱり 演歌です あいつばかりが 男やないと グラス片手に 気取ってみても ゆうべ大阪 捨てたと聞けば 知らず知らずに 目が濡れる 泣いたらあかん…泣いたらあかん 泪ぼろぼろ よう止められん 泣いたらあかん…泣いたらあかん おんなやもん いっそ放そか 大淀川へ あんた恋しと 哭くこころ ...

酒と泪と男と女

忘れてしまいたい事や どうしようもない寂しさに 包まれた時に男は 酒を飲むのでしょう 飲んで 飲んで 飲まれて飲んで 飲んで 飲み潰れて 眠るまで飲んで やがて男は 静かに眠るのでしょう 忘れてしまいたい事や どうしようもない悲しさに 包まれた時に女は 泪みせるのでしょう 泣いて 泣いて 一人泣いて 泣いて 泣きつかれて 眠るまで泣いて やがて女は 静かに眠るのでしょう 又ひとつ 女の方が偉く思えてきた 又ひとつ 男のずるさが見えてきた おれは男 泣きとおすなんて出来ないよ 今夜も酒をあおって 眠ってしまうのさ ...

TAXI

TAXIに手を上げて Georgeの店までと 土曜の夜だから あなたがいそうで サヨナラした人に 逢いたくなるなんて 雨にぬれたせいかしら 弱いね私も I love you tonight 抱き合って 眠れなくても 側にいたい Lonely tonight 想い出を 燃やしつくしたら 男と女には 友情が残るはず ガラスのドア越しに 見慣れたあの背中 ...

ごめんね…

好きだったの それなのに 貴方を傷つけた ごめんねの言葉 涙で 云えないけど 少しここに居て 悪ふざけで 他の人 身を任せた夜に 一晩中待ち続けた 貴方のすがた 目に浮かぶ 消えない過ちの 言い訳する前に 貴方に もっと 尽くせたはずね 連れて行って 別離(わかれ)のない国へ せめて今夜 眠るまで 私を抱きしめて いつも我がままを 許して くれた場所まで 戻りたい 消えない過ちに 泣き続けるのなら このまま 二度と 目覚めたくない すごく すごく 貴方を苦しめた 滲(にじ)む街のビルボード 淋しそうなスケッチ 世界中きっと いちばん 大切な恋を 無くしたのね 消えない過ちを 後悔する前に 貴方を もっと 愛したかった 何処にあるの 悲しまない国 消えない過ちの 言い訳する前に 貴方に もっと 尽くせたはずね 連れて行って 別離(わかれ)のない国へ

大阪で生まれた女

踊り疲れたディスコの帰り これで青春も終わりかなと つぶやいて あなたの肩をながめながら やせたなと思ったら泣けてきた 大阪で生まれた女やさかい 大阪の街よう捨てん 大阪で生まれた女やさかい 東京へはようついていかん 踊り疲れたディスコの帰り 電信柱にしみついた夜 たどりついたら一人の部屋 裸電球をつけたけど 又 消して あなたの顔を思い出しながら 終わりかなと思ったら泣けてきた 大阪で生まれた女やけど 大阪の街を出よう 大阪で生まれた女やけど あなたについて行こうと決めた たどりついたら一人の部屋 青春に心をふるわせた部屋 ...

紅い花

昨日の夢を 追いかけて 今夜もひとり ざわめきに遊ぶ 昔の自分が なつかしくなり 酒をあおる 騒いで飲んで いるうちに こんなにはやく 時は過ぎるのか 琥珀のグラスに 浮かんで消える 虹色の夢 紅い花 想いを込めて ささげた恋唄 あの日あの頃は 今どこに いつか消えた 夢ひとつ 悩んだあとの 苦笑い くやんでみても 時は戻らない 疲れた自分が 愛しくなって 酒にうたう いつしか外は 雨の音 乾いた胸が 思い出に濡れて 灯りがチラチラ 歪んでうつる あの日のように ...

冬のリヴィエラ

彼女(あいつ)によろしく 伝えてくれよ 今ならホテルで 寝ているはずさ 泣いたら窓辺の ラジオをつけて 陽気な唄でも 聞かせてやれよ アメリカの貨物船が 桟橋で待ってるよ 冬のリヴィエラ 男ってやつは 港を出てゆく 船のようだね 哀しければ 哀しいほど 黙りこむもんだね 彼女(あいつ)は俺には 過ぎた女さ 別れの気配を ちゃんと読んでて 上手にかくした 旅行鞄に 外した指輪と 酒の小瓶さ 優しさが霧のように シュロの樹を濡らしてる 冬のリヴィエラ 人生って奴は 思い通りに ならないものさ 愛しければ 愛しいほど 背中合わせになる ...

想い出まくら

こんな日はあの人の まねをして けむたそうな顔をして 煙草(たばこ)をすうわ そういえばいたずらに 煙草をすうと やめろよと取りあげて くれたっけ ねぇ あなたここに来て 楽しかった ことなんか 話してよ 話してよ こんな日は あの人の小さな癖も ひとつずつ ひとつずつ 想い出しそう こんな日は 少しだけお酒を飲んで あの人が好きだった うたをうたうわ ゆらゆらと酔ったら うでに抱かれて 髪なんかなでられて 眠りたい ねぇ あなたここに来て 楽しかった ことなんか 話してよ 話してよ こんな日は あの人の想い出まくら 眠りましょ 眠りましょ 今夜も一人 ねぇあなた ここに来て 楽しかった ことなんか ...

アイノカタチ

あのね いつの間にか 気づいたんだ愛に もし カタチがあって それがすでに わたしの胸に はまってたなら きっとずっと 今日よりもっと あなたのことを知るたびに そのカタチはもう あなたじゃなきゃ きっと隙間を作ってしまうね あのね 大好きだよ あなたが心の中で 広がってくたび 愛が 溢れ 涙こぼれるんだ これから沢山の 泣き笑いを 知るたびに増えていくの 飛び出たとこ へこんだとこ 二人になってく 時にぶつかり すり減って そして また 埋めあっていけばいい 大好きなあなたが そばにいないときに ほら 胸が痛くなって あなたのカタチ 見える 気がしたんだ あのね 大好きだよ 何万回も 伝えよう 温かく増えた想いは 全部 アイノカタチです ずっと ずっと 大好きだよ あなたが心の中で 広がってくたび 愛が 溢れ 涙こぼれるんだ 星の数ほどの中 ただ一人のあなたが 心にいるんだ ...

愛の懺悔じゃないけれど

愛の懺悔じゃないけれど Woh… 100万ドルの 夜景より おまえの瞳が 綺麗だと あまい囁き 誘われ抱かれ 時に流れて 消えた恋 港離れる 白い客船(フェリー) 出て行くあんたの 背中のようで… 愛の懺悔じゃないけれど 胸が 胸が疼(うず)くのよ 捨てられて 悔しくて 悲しくて…でも恋しくて 噂じゃあんた 年上の 彼女と二人で 暮らしてる うちの鍵さえ 返さぬままで いつか帰ると いうつもり? 丘の上から 見える街の灯(ひ) 光の数だけ 涙が揺れる… 愛の懺悔はいらないの あんた あんた戻るなら せつなくて 苦しくて 淋しくて…ただ会いたくて 遥か沖行く 白い客船(フェリー) どこかにあんたが 消えてくようで… 愛の懺悔じゃないけれど 胸が 胸が疼(うず)くのよ ...

あんたのバラード

あんたにあげた 愛の日々を 今さら返せとは 言わないわ 酔いどれ男と 泣き虫女 白けた笑いに 厚化粧ひとつ あんたの歌う あの歌を 今夜はあたいが 歌ってあげる あんたの腕に 抱かれたら 今にもあたいは こわれそう それでもそいつが たまらない程 あんたを好きに させちまうのよ あんたと暮した 2年の日々を 今さら返せとは 言わないわ

恋無情

泣いて忘れて しまえるような ハンパな恋じゃ なかったわ 命… 命かけてた あの人の 心変わりが つらすぎて 夜にさまよう 恋無情 憎むことさえ できないならば 未練はどこへ 捨てりゃいい 夢を… 夢を見たのが 悪いのか 夢を見させた やさしさが 傷にしみます 恋無情 街の灯りは 偽(いつわ)りの海 小舟のような このあたし こころ… こころきれいに 生きてれば いつか着けるさ 幸せに 涙ひとすじ 恋無情

GOOD BYE FOREVER

Good bye forever 驚かないで 悲しいニュースを あなたにあげる ねぇあなた しっかり聞いて 一度だけしか 言わないけれど ねぇあなた 別れましょう 嫌いになる その前に あなた優しい 人だから 過ぎた遊びも 許せるわ けれど何日 帰らない 寂しい時間に 疲れたの… 街の灯りが 夜を連れて来る Good bye forever さよなら さよなら ねぇあなた… ねぇあなた 思い出すのは 可愛い寝顔と 憎めぬ嘘と ねぇあなた 時がたてば ...

大阪ロンリネス

あんたが残した 悪い癖 眠りつくまで 腕まくら そんな女や ないはずやのに 忘れられへん 眠れへん 水に映った 月の欠片(かけら)を 追いかけてるよな ひとやけど 好きやねん 好きやねん 好きやねん 好きやねん どないしようも あらへんねん… 私(うち)はあんたに心を 抱かれたんやね 道頓堀がにじんでる 大阪 大阪ロンリネス 流れるこの川 あんたなら 海になりたい 私(うち)やねん 今は背中を 見送るけれど いつか帰って この街に 酔ってつぶれて あんたそれでも 少年みたいに 夢抱いて 好きやねん 好きやねん 好きやねん 好きやねん どないしようも あらへんねん… きっと男も女も 哀しいんやね 通天閣が綺麗やわ 大阪 大阪ロンリネス ...