Tag: 竹達彩奈

世界が一瞬だけ恋をするような時間

世界が一瞬だけ 宙に浮くような言葉 あの時から今もずっと 大切な約束 世界が一瞬だけ 恋をするような時間 宝物のようなあの日 覚えていますか 本も映画も音楽も絵も 全部あなたの好きなものだけ 好きになったのに 我慢して食べてたのよ偉い? 自由に羽ばたく そう決めた夜 大好きだった音色 追憶の音とける 気の抜けたあなたの声が 聞こえる気がする 世界が一瞬だけ 嫉妬するような2人 夢に出たあなたのままで また恋がしたい 何者にだってなれる力で 紡いでゆく言葉 目に浮かぶ約束 何にもない時間 ケーキもパフェもシュークリームも 本当はあんまり好きじゃなかったの 本も映画も音楽も絵も 全部あなたの好きなものだけ 好きになったのに 我慢して食べてたのよ偉い? 自由に羽ばたく そう決めた夜

お月見団子は晩夏に冷えた

響き渡る 鈴虫の音につられ 夜の風を取り入れた 夏の終わりに 思い出した 君との記憶がちらつく 慣れすぎた 一人の時間が壊れだす 覗き込んだ 三日月には兎も見えない -愛してる そんな恥ずかしい事 言えなくて 君は俯いたまま- 冷えすぎた お団子楽しむはずが もう返してよ 返してって言うの もう戻らない時を 天の川の年に一度きりの逢瀬 『ひと時でも会えるならマシなほうでしょ』 夜空見上げ 縁側で愚痴を飛ばした 膝を抱え 吹き込む風が冷やしてく 愛してるって言えばよかったのに 言えなくて 今も 思い出してる 愛してるって言えばよかったのに もう愛してる 大好きって言ってるの もう戻らない時に