Tag: 羊文学

風になれ

風が吹いたのを合図にして 雲の隙間から青空を見つけた 聞こえないふりをして 誤魔化していたこと 今、涙にかわってゆけ 単純なことだって いつもわかってるのに 心が絡まって 簡単な正解を選んだ後で なぜかまた傷ついてる それにも気付いてる 走る、その先に、どんな未来がきたって きっと今ならば目を逸らさないよ 手探りのままで駆け抜けた日々も 全部抱きしめて、わたしになるから 繋いでゆくの マイウェイ 適当な相槌で いつもやり過ごすのに 心が逆らって 溢れ出す衝動へ転んだ先で ...

光るとき

あの花が咲いたのは、そこに種が落ちたからで いつかまた枯れた後で種になって続いてく 君たちの足跡は、進むたび変わってゆくのに 永遠に見えるものに苦しんでばかりだね 荒野を駆ける この両足で ゴーイング ゴーイング それだけなんだ 明日へ旅立つ準備はいいかい そこで戸惑う でも運命が コーリング コーリング 呼んでいる ならば、全てを生きてやれ 何回だって言うよ、世界は美しいよ 君がそれを諦めないからだよ 最終回のストーリーは初めから決まっていたとしても 今だけはここにあるよ 君のまま光ってゆけよ あの花が落ちるとき、その役目を知らなくても 側にいた人はきっと分かっているはずだから 海風を切る 胸いっぱいに ゴーイング ゴーイング 息をするんだ 今日を旅立つ準備はいいかい ときに戸惑う 繰り返すんだ ...

1999 (English ver.)

So what am I to do? I toss and turn, but I lie awake The distant dark has taken on ...

あの街に風吹けば

夢見てる、恋してる 青いスカート靡かせて 駆け抜ける午後の大通り 懐かしい街の風 たしかに色々あったけど わたし今とても幸せよ ハロー、ハロー! 世界はこんなにも美しいのに 目隠しするのは誰? 風よもっと吹いて あの子を目覚めさせて 頭の中ぐらぐら、傷だらけの心で 地球の隅っこにて一人ぼっちの夜も 手遅れにするのには、毎秒新しい まだ知らない気持ちがたくさんあるのよ あの頃に会いにゆく あの日のスカート靡かせて わたし今、わたしを何より 抱きしめていいとわかるのよ ハロー、ハロー! ...

なつのせいです

それは夏のせいです 僕たちは流れる雲に乗って どこまでもゆくのね 遠く澄んだブルーです 君の肌に触れる 石鹸のにおいがする午後です 逃避行、どこ行こう? 何しよう、なんでもいい 宇宙旅行、浪漫飛行 シーツのうえで 逃避行、どこ行こう? ここじゃない場所がいい 宛もないまま起き出す 僕の背中に、君がいう ねえ、もう少し眠ろう それは夏のせいです クーラーの風を避けるみたいに うつ伏せてぼんやり まだ夢の途中です 窓際、揺れている風鈴とハミングの午後です ...

白河夜船

あなたが優しすぎて私は時々怖いのよ あなたが見ているのが私じゃないことわかるのよ 今日も朝から晩まで眠り続けて それでも何故だかお腹が減ります 私のお星様は電池がなくては動かない 悲しくなくても泣くことあるのよ 許してよ 今日も朝から晩まで眠り続けて それでも何故だかお腹は減ります 温かいミルクと少しのパンを頬張り おはようって笑うあなたの声を待ちます 嘘は吐かない 笑わない 心は持たない 今宵も静かに息をしています 温かいミルクと少しのパンを頬張り おはようって笑うあなたの声を待ちます 今日も朝から晩まで眠り続けます

夜を越えて

君の言うことが何でも正しいような気がして 花のワンピース着たり、可愛いひとになったり していた日々は遠くへ、夜のラジオがかき消し 朝方のポストマン 嘘みたいな話だな 壊して 飛び越えて おいかけないわ キラキラ、涙が頬をすべる 君の言うことが時々わからないような気がした それでちょっと泣いたり、変な歌うたったりしたな 幸せはいつもそこにあるのに気づかない 欲しいものばかりだね そして始まった今だけが、ただ目の前で輝くので 恋をしてたことさえ嘘みたいな話だな 走って 止めないで もういらないわ キラキラ、心ですべてわかる