Tag: 藤あや子

人恋海峡

女ですもの 小さな恋に 思い出しては 後(あと)振り返る 忘れちゃいなと この海峡の 波の飛沫(しぶき)が 瞳を濡らす 風も冷たい 人恋海峡 惚れていながら 強がりばかり みんな私の わがままでした 愛の重さは この海峡の 潮の流れが 伝えてくれる 浮かぶ面影 人恋海峡 一人ぽっちの 切ない夜は 眠れないのよ 枕が寒い いつかあなたと この海峡を 二人寄り添い 肩寄せあって 超えて行(ゆ)きたい 人恋海峡

夢のまにまに

真夏の蛍火を 身体(からだ)に宿すように 秘かな稲妻が 瞬(またた)く夜更けもある 薄紅色(うすべにいろ)に艶(つや)めいた 裸の気持ち 見せましょう 涼しい顔をして ゆらゆら燃えている 空蝉(うつせみ)の人恋し 素肌 夢のまにまに 抱いて うなじに運命が 背を向け潜(ひそ)むように 見えない花吹雪 あなたを連れてくるの 桜に 衣(きぬ)に ひぐらしに あなたの声が聴こえる あふれて とめどなく はらはら果てしなく 苦しさは愛しさの証し 夢のまにまに 抱いて あふれて とめどなく はらはら果てしなく 空蝉(うつせみ)の人恋し 素肌 夢のまにまに 抱いて

閉ざされた恋 (Single Version)

ねぇ… 愛してるって言ってくれたじゃない 今でも信じてる私なのに まださよならも口にできない 臆病なまなざし冷たすぎるよね ずっと重ね合った心と心少しづつ 壊れてくかけ離れてゆく その手で拾い集めて差し出してよ 遠く煙る霧のように 愛は静かに消えてゆく そう… いつかは別れの日が来る 足音立てずに訪れる もう戻れない恋と知っても 追いかける心を止められないのよ ずっと夢見てたあなたと二人いつまでも 幸せを積み重ね合って 永遠に変わらぬ愛貫くこと そっと泪こぼれ落ちる あなたお願いぬぐってよ ...