Tag: 長保有紀

南紀白浜はぐれ旅

あんな男の ひとりやふたり くれてやりましょ 熨斗(のし)つけて 南紀白浜 未練がなにさ 波に投げれば 円月島(えんげつとう)の 真っ赤な夕陽が 目にしみる 少し見かけが 良かっただけで 命までもと 尽くしたの 南紀白浜 男がなにさ ひとりたたずむ 千畳敷(せんじょうじき)で 思い出ちぎって またつなぐ 心変わりを 隠しもせずに 待っていたのね さよならを 南紀白浜 惚れたがなにさ 次の恋まで 切ないだけさ 面影消せない 白良浜(しららはま)

大阪えとらんぜ

アホやね今でも 逢いたいもう一度 さまよう大阪 大阪えとらんぜ 泣いたらあかんと 赤い灯が 代わりに泣いてる 法善寺 うちなぁ 惚れっぽいやんか 遊ばれてるのも ああ 気づかずに アホやね今でも やっぱり好きやから さまよう大阪 大阪えとらんぜ 今夜の居場所も 知らんけど 夜風が冷たい 北新地 うちなぁ ほんま深なさけ あんたは心底 ああ うすなさけ アホやね今でも 探してしまう癖 さまよう大阪 大阪えとらんぜ 黄昏せまれば 人影に なおさら淋しい 御堂筋 うちなぁ 夢を見たんやで あんたに言うたら ああ 失笑(わら)うやろ うちなぁ 夢を見たんやで あんたに言うたら ああ 失笑(わら)うやろ

北国街道

愛にはぐれた 女の胸に 雨が冷たい 宿場町 北国街道 ここが追分 分かれ道 未練みちづれ 面影追えば 雲の向こうに ああ浅間山 肩を抱かれた ぬくもりひとつ 忘れられない 夢あかり 北国街道 雁木(がんぎ)造りの 塩の道 憎みきれない 笑顔が今も 胸にあふれる ああ城下町 弥彦過ぎれば 新潟湊(みなと) はぐれ鴎が 啼く夜更け 北国街道 旅も終わりの 浜酒場 未練飲み干す 女がひとり 波もつよがり ああ日本海

惚れてトコトン

好きになったら この私 あばたもえくぼの 悪いくせ 誰が止めても うわの空 貴方好みに 変わります もえもえもえて 又もえて 惚れてとことん 命がけ (トコトントントコトントコトン) 夢に今夜は 飛び込んで 恋する呪文を 唱えましょ そして願いが 叶ったら 貴方ひとすじ 尽くします もえもえもえて 又もえて 惚れてとことん 命がけ (トコトントントコトントコトン) 切れぬ小指の 赤い糸 私に結んで 欲しいのよ 待ってひとつき もうみつき 貴方恋しさ つのります もえもえもえて 又もえて 惚れてとことん 命がけ ...