アンスロポス
崩れそうな足元を見つめていた 闇を掻いて抗うように叫んだ 悲しみに、苦しみに 呑み込まれそうになっても 青く燃ゆる命の火 涙で消えぬように あたたかな光で 瞳を満たした君に会いに行くよ さぁ顔を上げて、愛しい人 僕らは涙を拭い去って さぁ手を握って、離れないで 見上げた色、ずっと覚えていて 振り返って轍を眺めていた よろけながらここまで辿り着いた 悲しみに、苦しみに 道を違(たが)えそうになっても 青く燃ゆる命の火 行き先しめすように 遠くからかすかに 歌う声がして、また前を向いた ...