Tag: 香西かおり

澪標

そりゃ傷跡も出来ました 消えるモノも消えないのも 帰らぬあなた 待ちわびて 波止場でポツリと身を尽くす 浚ってください わたしのことも 逸れても途切れない わたしのことも 連れてゆけない道しるべ 今さら誰を導くの 汽笛鳴るたび想い出す あぁ… 涙も果てた澪標 辿り着くのは 同じ場所 今日も水辺で陽が暮れる 上手いウソでかわせるほど 器用なオンナじゃないのです 語ってください あの人のこと 手繰るほど遠ざかる あの人のこと ついてゆけない道しるべ いつまで此処で佇むの 汽笛鳴るたび想い出す あぁ… 涙も果てた澪標 連れてゆけない道しるべ 今さら誰を導くの 汽笛鳴るたび想い出す あぁ… 涙も果てた澪標 涙も果てた澪標

私、女やからねぇ

人並みに疲れ 色恋も捨てて 甘え方も安らぎも 忘れてしもたんよ たまに想い出す あんたの優しさ 強がっては強張って 何とか此処まで来たけど どぉしょうもない夜は チョットだけ甘えさせて こんなでも… こんなんでも 私、女やからねぇ あんたの傍におりたい 寝顔を見つめてたい いつまでも… いつになっても 私、女やからねぇ ウチ等お互いに 知りすぎたからね えぇ所もアカンとこも そのままでいぃんよ ただ、背中向けて 泣いた時だけは ナンも言わんと後ろから 抱きしめ暖めて欲しい どぉしょうもない夜は チョットだけ甘えさせて こんなでも… こんなんでも 私、女やからねぇ あんたの傍におりたい 素顔で触れていたい いつまでも… いつになっても 私、女やからねぇ 情熱的な愛は もぅないかも知れんけど 出来るだけ… 出来る限り 私、女でいたい あんたの傍におりたい あんたの傍におりたい いつまでも… いつになっても 私、女やからねぇ ...

黄昏~夢隣り

時計が一秒 刻むたび 悲しみ一秒 深くなる 心が涙の 空をさまよう 今なら諦め きれるのに あゝあなた あなたの想い出 私を駄目に 駄目にする 海を見つめて 日が暮れて 今日も 心は 夢隣り 夢隣り 鴎がいつしか 鳴き止んで 桟橋ガス燈 ともる頃 淋しいでしょうと 風がささやく 逢いたいでしょうと 波が言う あゝあなた あなたの優しさ 私を今も 傷つける 涙からした 陽が沈み ひとり私は 夢隣り 夢隣り あゝあなた あなたの冷たさ こころが今も 恋しがる なみだひと色 たそがれて 愛の言葉は 夢隣り 夢隣り

恋街しぐれ

おもいで濡らして雨が 降る夜は やめたお酒を未練が 未練が誘う 別(き)れて初めて しみじみ知った 恋ごころ 雨よ泣かすな ああ恋街しぐれ 振られたふりして逃げる ひとよりも 泣いて追わない私が 私が悪い 肌にしみつく あなたの匂い 離れない ひと目逢いたい ああ恋街しぐれ あなたも私とおなじ おもいして ひとり飲んでる気がする 気がする夜更け つくり話しの 夢でもいいの もう一度 酒よ返して ああ恋街しぐれ

夢に酔わせて

蒼いグラスの中 夢が揺れてる ただ泣いて また泣いて 嗄れて 消えた 切ない痛みの痕(あと) 甘い記憶のどこかに 眠るキャンドルたち 「もう行って」 そう言って 突き放した 恋の終わりさえも 何故?と 言わないままで 何も 諦めないで 夕闇の宙に 冴え渡る月 今...輝く 夢に酔わせて 蒼く揺られて‥ 時は過ぎるの 悔やむ間もなく 華を咲かせて 悲しく 揺れて 生きてゆきましょう いつかまた逢いましょう きっと 誰もが泣いてる きっと 誰かを愛してる 千の出逢いの糸 人は結ばれてく 「恋だ」って.. 「夢だ」って.. 心 燃やし 幻に逸れて… 巡る 全てのことは ...