Tag: 黒木渚

Gatsby

ギャッビー駆け落ちしてよ アートと心中したい フラッシュバック 捨てたのものばかり Story tastes like salt 言葉は全部あいまいで 私はだあれI my me 公私混同のコンドーム 中へ吐いて大胆に Something Wrong 壊れてゆく右脳の中にある 光 光 光 Something truth ...

器器回回

とある器 白い器 ネコの命注いでかき混ぜたなら さあ、立っておゆき 行きたいところへ 重なり合うしっぽ とある器 ひび割れてる器 キミの命注いでこぼれ出してく 病室に持ち込んだシンセサイザー 数百の世界線 もつれあって文学 誰と誰にしよっか 絡み合って快楽 別にそれでいんじゃない シナリオとかないんだし タブーなんてないんだし 別にそれでいんじゃない 与えられたモノだけを 丸呑みにしてくから 不感症 不感症 まるで キカイ キカイ キカイ ...

落雷

壊れつつあるのか 回復してるのか わからなくて叫ぶ たまらなくて叫ぶ 酔っ払ってハイになってぺしゃんこ 歓声はハイ感情はロー 闇のような光のような接点 クリムトの描いたような接吻 それは落雷のように 身体中に轟いて 破滅しそうな歌へと枝分かれ それは落雷のように 『美しい』が飛び込んでくる 矛盾している命 そのものが尊いよ 産まれつつあるのか 滅びつつあるのか わからなくて叫ぶ 情けなくて叫ぶ ぽっと出でかっさらってそれだけ ...

さかさまの雨

シャンパングラスの中 さかさまの雨が降る 病のように出口がないし 傷つくこともできない シャワーを浴びてこの恋が終わる 石鹸みたいにすり減って終わる 乱れてもいい 忘れてもいい 一瞬マグマになれればいい 君は私のものだったよ この夜だけ 二時間だけ 汚れてもいい 壊れてもいい 特別な誰かになれればいい 君の狡さが好きだったよ この夜だけ 二時間だけは シャンパングラスの中 安物の雨が降る 若くもないし 綺麗じゃないし すがりつくこともできない ドラマのようにありふれて終わる 予告通りに堕落して終わる ...

V.I.P.

大好きなんてクソ寒い とても言えやしない 「ずっと一緒」とか信じない 毎秒変わってゆくのに 愛してるなんてクソ重い 何も証拠がない 酔っ払っててもそれはない 黙って抱いて ほんとのほんとに大事なことは 言葉にした途端に嘘くさい だから グラスに注がれたあたしの夕方を あなたが飲み干して 夜 夜 夜 とっておきにしすぎて握りつぶしちゃいそう あなた私のV.I.P. 今のとこV.I.P. ライバルなんて気にしない 何も心配ない ひっかかっててもしょうがない 黙って抱いて あの子もこの子もみんなキュートで ...

予測不能の1秒先も濁流みたいに愛してる

ぽたぽたと雫の様に 若さを消費して いつの日か、いつの日か 報われるときを待つ 雨粒がつどう 筋になって流れだす 太陽が落ちる プラズマの風が吹く 予測不能の1秒先も 濁流みたいに愛している 叶わなかったフラストレーション 灰になって消えた しらじらと煙の様に 行方を決めかねて いつの日か いつの日か いつの日か ため息が集う 声になって溢れだす 体がほどける 力学の風が吹く 予測不能の1秒先も ...

ロマン

夜霧の中にはダンディズム 揺れるカーテンはセクシー ジオラマを走るSL 過ぎ去った日の観覧車 あなたのロマンは何でしょう 私のロマンは何でしょう 届かぬ想いを追いかけて 夢中になってゆく、狂おしさ あなたの命を揺さぶって ロマンを抱えて生きている 叶えがたいものへの恋のような ロマンを抱えて生きている 取りこぼしたものへの未練のような 涙の中には海がある 白い真珠の美しさ あなたのロマンは何でしょう 私のロマンは何でしょう マゾヒスティックな感覚で 絞り出しているこの声が あなたの脳裏を引っ掻いて ...

モンロー

コンプレックスが多すぎて 神様にも愛想つかされた 私の前に現れた とびっきりキュートなモンロー 彼女は言った「簡単なことよ」 あなたの武器はその歌声よ スターダム登り詰めて 私を見ている世界に Say I Love You 美人なんてハッタリね 誰もが不平等な世界で 何か勝ち取ってく プレッシャーの渦に飲み込まれ 呼吸さえ忘れかけていた 私の前に現れた とびっきりキュートなモンロー 彼女は言った「簡単なことよ」 ...

合わせ鏡

向かい合って立つ私たちは 写しあう合わせ鏡 あなたの過去 私の過去 ずらり並んでここで会う あなたを覗く わたしが映る あなたが笑う わたしも笑う あなたに触れる わたしに触れる あなたの癖が わたしに移る ひとつひとつ重なって 私たち家族になる 今日と明日が繋がって 続いてく合わせ鏡 支え合って立つ私たちは 抱きあう合わせ鏡 あなたの今 私の今 扉のように開けてく あなたに似てる わたしに似てる あなたが曇る わたしも曇る あなたを磨く わたしが光る あなたが誓う わたしも誓う ...

象に踏まれても

奇妙な生い立ちのせいで どこか欠けてしまいました 極限に追い込まれたら なぜか笑けてくるような 水鉄砲で撃ち殺した 鬱陶しいサブキャラ 神様なんていてもいなくてもどっちだっていいよ 地べたから宇宙に飛んで自分を眺めたら 穴に落ちている姿はまるでギャグのように 例えば象に踏まれてもかすり傷ひとつない タフな私でありたい 大雑把でいいから 奇抜なひらめきのせいで こんな感じになりました がむしゃらに遊んでいたら なぜか涙が出るような 安月給で押し殺した あいくるしい謎キャラ 約束なんてしてもしなくてもどっちだっていいよ 地べたから未来に飛んで自分を眺めたら 化石になった姿はまるでギャグのように ...

死に損ないのパレード

13階のベランダ 片足つっこんで 生と死の境目でブーラブラ やっぱりダメだ 怖くて逝けないや 決意が弱くてグーラグラ 死に損ないの僕らには 怖いものなんてなんにもない どうせこの世は化け物だらけ 開き直って愉快だな ついておいで 午前0時に花火が上がるパレード 夜空にぶちまけて葬ってしまえ ついておいで 恥をさらして歩くパレード 泣いてないで 絶望にも飽きたころだろう? さっぱりダメだ 暑くて寝れないや 結局朝までダーラダラ 死に損ないの僕らには ヤバイことなんてなんにもない どうせ僕らはキズモノだらけ ...

心がイエスと言ったなら

二日酔いの頭でぼんやり思う 靴の中の石ころみたいにしっくりこない 君らしくあれと言われて 響かないのは 私が平凡だからか わかんないけど どんなに時間を費やして 大きな結果を残せても 必ず死ぬとわかっていて私たちはなお生きる なぜ? 心がイエスと言ったなら 我慢も駆け引きも捨てて 狂ったように走ってゆけ たったそれだけの理由で 心がイエスと言ったなら 一秒で世界は裏返る 狂ったように笑ってゆけ ほんの一瞬の命さ 痛いほど 聞き分けが良いと言われてムカついたから 安定を手放したのは 愚かだろうか どんなに無謀か知っている 最初で最後と知っている 笑われるのも気にせずに 私たちはなぜ賭ける ...