Tag: cinema staff

flugel

ふたりを照らす月灯り 鈍いフロウ 折れた翼を引きずって空を睨む 天国はもう無くなってしまったのに 今だけは、きみを、抱いていたいよ かなしみが希望と踊った夜に くたびれた 歪なひと まどろんで おやすみ 鳥かごの中 遊んでるアダムとイヴ 赦されたいと思うのはだめ? 泥まみれで 今だけは、きみを、抱いていたいよ はじまりが終わりと混ざった夜に 今だけは、きみを、触っていたいよ いたいけな思想で狂ったように 今だけは 今だけは あくびした 虚ろなひと まどろんで おやすみ ...

フェノメナルマン

オーバードライブ 逃避行 ハイウェイの国に吸い込まれた 点線をはみ出すように青春と疾走 喧騒に唾を吐いて ノルウェイの森を通り過ぎて 前頭葉震わすようなスピードで 僕らは超常現象 あんなに遠かった朝が もう直ぐにそこまできてる あの白い岬で確かに君を見たんだ それだけでまだ行けると思った ABC 飛ばしていく 定石なんて全て無視してく 分泌するノルアドレナリン それが頼り ジャイアントキリングを ひたすら狙い続けてるだけ 煌々と輝く星へと届くまで 僕らは境界線を超えて向こう側へ 誰かの轍は通らないように 消えてしまいたいぐらい ...

橙の日

イチョウの絨毯 踏みしめて歩く 五時を告げるチャイムが街を包み込んでいった 犬の遠吠えが 重なって響く 闇夜がその幕を開けてしまう前に帰ろう 机の上には柿が山のよう 古い時計の針が止まったみたいに見えた 僕らは若くて 僕らは無敵で 何もかもがここにあると勘違いしていた I need it much closer 戻らない 戻らない あの日々に I need it much closer 寄り添って 次の夜明けへと ...

I melted into the Void

アイ・メルテッド・イントゥ・ザ・ヴォイド 神無月炎上 雑踏に紛れた君の叫び声 舌を噛み切って王様が死んだ おとなたちはそれを影で笑っていた 何度だって超えて往く 刻まれたディスタンス 勘違いを反芻する鳴動の中で 汚れた僕でも救われてみたい コーズ・アイ・ヘイト・ユー 祈りなさい アイ・ステップ・イントゥ・ジ・オーシャン 赤色の回廊 君は右手で十字を切って 断頭台の階段を静かに登った おとなたちはそれを見て見ぬ振りした アンチテーゼ抱いて往く 悲しみ喰らって 間違いも貫通する胎動の中へ ヴァイブレーション・インテンス ...

若者たち

やあ ここはどこだろう 何て国だろう いったい何度めの朝だろう ...寝ぼけたきみは言った もし 憂鬱な朝も恐ろしい夜も 来ない場所があるとしたなら 罪の無い身体のまま 最後の旅に出ようぜ この3000マイルの道の途中で 僕ら今を分かち合う 2000年後もきっと同じ 若者が愛を語り合うよ 繋がった風景が白黒になって 静かに雨の中で溶ける ありふれた約束を何度もしよう 僕らの終わりまで まっさらな光 タリラリラ 踊り出す ゆっくりと進む時計の針 ...

リバーシ

気づいたらこの何も無い場所にも 季節は巡ってビルが建つみたいだ 結局今でも塞がってない 心に空いた歪で深い穴 挟んでも色が変わることない オセロのように徒な日々を重ね 埃にまみれたこの身体 錆びついた正夢 裸足のまま彷徨って 迷い込んでいた港の泥舟だって 無いよりはマシだろうからさ 覚悟は決めたか? 舵を切りなよ 中間地点は無い 風が吹くなら流されるのもいいさ 青春の欠片を拾って行こう 集めたのなら 深く深呼吸して 少しずつ胸にはめ込んだら それからさ、 盤上を埋める黒を白に変えるまで ...

動脈

落日の交差点 夕立踊って奔る子どもたち 汚れたエアフォースワン 開かない踏切 途切れた点と線 ずぶ濡れの俺を誰かが笑っていた 触って カルマ 悪戯 神は多分もう死んだ 遥かアサイラム 最低な未来予想図 アイ・ドント・ノー 長い上り坂 太陽の残滓 救いなき日々の幕が降りていく アイズ・ワイド・シャット 名も知らぬ花 触って カルマ 悪戯 神は多分もう死んだ 遥かアサイラム ...

雨の日のヒストリア

汚れた靴を履いて病室のベルを鳴らす まるでゲームみたいに僕は僕を俯瞰している 「嘘だらけ、嘘だらけ」 積み重なったもの全部 「置いていけ、置いていけ」 おとぎ話は存在しない 読みかけの小説 捲る手の大きな傷 僕のレゾン・デートルが身体から分離していく 「間違えた 間違えた」 罪があろうとなかろうと 「渦の中 渦の中」 形骸化した春と戦争 雨の日のヒストリア / このままじゃもう濡れてしまうよ 雨の日のヒストリア / 滲む景色と空白の地図 さいはてのまちで 雨の日のヒストリア ...

storyflow

逃げ場の無い闇に放り込まれた あなたは玄関先に座り込んで もうどこにも行きたくないと その小さな喉を震わせた 誰もがああだこうだと御託を並べて 結局ただ知らないふりの傍観者だ 華奢なあなたは身体にできた痣を撫でて笑う どうしてそんな顔しなきゃいけないの 普通でいたいだけなのに 白く綺麗なその腕 深く刻まれた傷跡にキスをしたい いつか世界に終わりが来ても来なくても 死ぬまで僕らは繋がっていよう 息ができないぐらいのスピードで ボロの自転車を漕いで坂を駈ける 生きるのが下手なんてそんなの分かってる ただ本当のことが知りたいだけ すれ違う人の波 排気ガスの匂い 心の穴 冷たい風が通り抜ける 僕はあなたのことを全部知ってたつもりで ...

3.28

重ねた日々を全てちぎって繋いで 僕らは歳をとったね 満たされることがないまま アイソレーション... 優しいあの娘はもうこの街にいない 水面跳ねる光の手 虚ろな大人達の目 幻と踊るテレビの中 だだっ広い焼け野原 コンティニューの無いゲーム 救いも無い 喉が渇いてしょうがないな 赤い怒りをもっと 馳せる祈りをずっと きみが望めばアンセムは続いていく 青い誇りをそっと 燃える想いをぎゅっと これは僕らの戦争だ 明日の話だけしよう 背中に羽の絵を描こう 3.28 遊びじゃないんだぜこれ 歪な螺旋の中だ 赤い怒りをもっと 馳せる祈りをずっと きみが望めばアンセムは続いていく 青い誇りをそっと 燃える想いをぎゅっと これは僕らの戦争だ 未来の話だけしよう 夜を抜けたら僕らの勝ちだ 恋が始まる 海を見に行こう ...

はじまりの場所

丘の上の僕ら からっぽの心のまま キャンバスには書きかけの絵 冷たい北風 このどうしようもないくだらない日々を越えて 取り戻せないものの数を数えて眠りにつく いつかの記憶が 若さのままもがいて輝いた はじまりの場所だよ 今には全てがある 誰にも邪魔はできない 僕らの幸せ 真実の在りかなんて誰も知らないんだから これ以上求めなくていい ここからはじめよう 静かな祈りが 虚空の中揺らいで消えていった はじまりの場所だろう? 魂はひとつになる 愛という標のもとへ 僕らで行けるさ 運命って言葉はなんて安っぽい響きなんだろうか ...

海底

気づけば俺は海の底にいた 何も視えないままでもがいて 曖昧になった真実と虚構 酷く眠たくなった 溺れそう 最低を繰り返して それでも尚 生きたいんだ いつか忘れられるとしても さあ 手を伸ばして 想像の羽生やして 空を捉えるイメージを 気づけば俺は夢の中にいた 母の腕の中で揺られて 混ざり合った瞬間の記憶 酷く切なくなった 零れそう 最低を繰り返して それでも尚 生きたいんだ いつか忘れられるとしても さあ 手を伸ばして ...

極夜

目を閉じれば全て闇の中 見えぬものに抗う術はない この悲しみ 怒りや焦燥も いつかは通り過ぎる現象 そっちはどうだい 寒くはないかい 心配しないで もうすぐ行くから ラストダンス 始めよう 月を溶かすビルの群れ 運命が鳴いてる 街をなぞる流線形 あまりにも早すぎた別れ歌 東の果ての極夜 強がることを覚えた僕らは なんだかとても切ないね 生きることは失うことだと 解っているはずなのに 今は ラストダンス 続けよう 世界の中心で 涙 乾いて 空に混ざる地平線 メビウスの帯 絡まった ...

白夜

おはよう 秘密の部屋 これから巻き起こる全ては1つに繋がってる 幹から葉につたう脈のように強く 存在の死角から俺を呼ぶのは誰だ? 未来のドア叩けば会えるのかい 俺は陽炎 君は残像 瓦礫の街にそっと祈るように 白夜 静寂 枯れた涙 俄か雨が感傷をさらっていく そして今が過去に変わる前に 歩き出せ 使い古したハリボテの身体 それでもできれば君の横にいたい 光の向こうで世界が揺れてる もしこれが夢でも手を伸ばせ この向かい風の中 旗を振るのは誰だ? 慈愛の歌 聴こえて目を醒ます 俺は陽炎 君は残像 瓦礫の街にそっと祈るように 白夜 静寂 枯れた涙 ...

NEWDAWN

午前3時は切り抜けた 明日を思うと憂鬱です 電車の音が雲に反射 やるせ無さをこれでもかと誇張する このまま叙情的な朝が来るんでしょ? 「それなら君の夢を見たい」 なんて別に思わねえし 僕は眠る 僕は眠る 僕は眠る 僕は眠る 思ってたよりも時間が経つのが早い! ああ どうせ感傷癖の僕には分からないよ 「それなら君の夢を見たい」 …でも 当然そう思う