Tag: HATAKE

生まれ

思い出話の続きには至らない二人 だから未来の不安に怯え続けてるのでしょう 身の丈に合わぬと知りながら過ごして気付いた 肌に触れて優しさに触れて愛を知った みくびってるんでしょう 見放してくれよ 俺も全て終わらせたら 楽なのにね 黙って手を繋いだんだね 会えなくなる理由を壊してたんだね 二人は二人で全てを 任せていたのかも知れないね 夢に描いた未来像には見当たらない二人 だからこの物足りなさに怯えて続しけてるのでしょう あの頃と似たような気持ちには及ばない今に 疑いつつも認めてる いいかいよく聞けよ 恋文だけじゃ足らない もう一回全て始めたなら 楽なのにね 楽なのにね ...

漣連れて行ったあの子を返して 冷たく心打つ波に揺さぶられたのか 隠した暗い過去をまた思い出すなら その時私は1人で生きてけんだろうな もう一度あなたと出会えたら 纏う縄をほどいてと言うから 塞いでた耳の奥の奥までも 貴方の泣く声がする 寄せては返す波のような 貴方と私の駆け引き今でも 二人帰れぬ過去の話をする 貴方が漣にのまれて 漣連れて行ったあの子に幸を 貴方はきっと言うだろう必要ないのと 犯した罪を着せるわけではないけど ただともに罪と共に歩いていけんだろうか もうやめにしようと君が言って 火に油を注いでた 燃えなかった 遠くへただ遠くへ離れる君を見てた 押し寄せる波にのまれ ...

傷口

暗い部屋にたそがれ 一人じゃないと言い聞かせた 貴方と会うたび確かめるのは あいつにとっちゃ辛かったのかもしれない 夕暮れのチャイムもう子供じゃないんだな いつになく今日は静かで ラブソングが悲しく聴こえる 想ってるだけじゃ叶わないね 確かめなきゃねもう離れてくだけだろ 響かない音もう子供じゃないんだな カラスが泣いたから 明かりが消えたから 君ももう疲れたろう 惨めな俺を捨ててくれ 徐々にズレてく価値も定められた 概念で生きてる今日も全てはいつかの 幸せのためだとして 消えない痛み古傷口抑えて生きてかなきゃ もう大人にならなきゃ 誰かの批判さえも聞き流すことができずに ...

望まない朝、尽きない夜

瞼を擦る度私惨めに思うの 他人と容姿が違うとか 当たり前でしか無いと思ってたのに 下手くそな生き方が私を生きづらくするの 未来の話なんて出来やしなかったよ 孤独と2人っきり物心付く前から 憧れてた私像に近づくことも 許されはしないのか 嬉しいや悲しい感情剥き出せるような 誰でもいいの巡り会いたかったよ 日々を続けてく意味を 問い続けた答え 立ち入り禁止の場所へ さよなら さようなら 朝を望まない夜を 諦め損ね今此処に立ってんだ 夜更かしのまま 月が欠けてしまえばい 街もこの世も暗がりであって欲しい この腕が物語るあの頃の記憶よりも ...

forgive

頬を流れていった 雨屑くらいの悲しさで 揺れた陽炎に 心奪われそうになる 夢の中二人 手を繋いで花火を見てた 夕陽が沈む頃 暗い中幸せを噛み締めた 許されたいよな今夜だけ 許されたいよなたとえ君が欲しがったとしても 許されないよな過去の過ちなんて 許されないよな僕の存在 「今夜は月が綺麗ね」と 隠れてキスをする 夕方のチャイムが 僕たち二人を急かすんだ 許されたいよな今夜だけ 許されたいよなたとえ君が欲しがったとしても 許されないよな過去の過ちなんて 許されないよな僕の存在 ...

残火

重ねるごとに薄れていくよ 今に囚われ明日を見れずに 目の前にある残酷でさえ いつの間にか希望に変わる 忘れないよ忘れられんな 悲しい過去も楽しい過去も この世界に流されぬように 今も轟く残り火がある 微かに微かに 見える光を辿れば あの日あの時に交わした 約束の一つ一つだけ あの日目の奥に映った衝撃も あの言葉が動かした衝動も なぁそうだろ人なんだろ 怖くて怯えてしまうもの あなたが今生きている証明が 僕が生きてる事にならないか じゃぁまた辿り着くまで 小さく希望燃やす 残火 ...