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究極の休日

墓場まで持ってく様な 恥ずかしい失敗を 化けの皮が剥がれた 情けない夜を いつか笑い話に信じているけれども 少し少し忘れたいよな からだも こころも あたまも わたしも 頑張ってんじゃないか 小さく丸まった 背中に深呼吸 揺れて揺れて 揺られて揺られて 乾いた体に 私を巡らせて 消えかけたロマンよ ボロボロの情熱よ 休日で生き返れ フォトジェニックと程遠い 地味な休日だけど 私が究極になる たまらないスタート 1.2. 洗車とガラコとタイヤに空気を入れて自分に拍手 可愛い服買いに行ったはずが結局ドラッグストア チャリを直しに行きつつ40歳超えてこっそりスケボーにトライ 時々優雅に温泉のんびーり海岸線134ドライブ 映画は1人ナイトショー定位置でポップコーン&コーヒー ゲームはめっきりパズル派・課金しない派でやるのがポリシー 猫の動画とベッドとチョコと焼きそばに勝てるものはない 誰にも会いたくない格好で花に話しかけ草むしり 風に舞うコンビニ袋 気持ち良く飛んでいく ...

一目惚れ

かぐわしい季節に 殺風景な私が呟く 白黒な毎日 同じ型に流し込むだけ 偶然目に止まった フルーツ色のシャツが綺麗で 私には出番はないか でも着る糸口探してる 理性ってちょっと悲しいなんて 頬伺つきながら 一目惚れには見て見ぬふりで 冒険なんて忘れていて HAPPY PLUS 止まらない毎日 花丸をたまには HAPPY PLUS 何歳になっても うららかに笑いたい 惚れ惚れした天気に せっせと回り始めた世界に 肌身離さずビターな色を纏って羽織ってばかり かっこいいならまだしも クローゼットルーティーンの私を 薄汚れたミラー 恨めしくこっち見た ごめんね綺麗に磨いてみた 悲しいシーンは置き換えられて 幸せのシーンは置き換えられず 寂しい感覚 長年お付き合いしてきました が あっちからきた カラフルなベストを着たおばあちゃん きゅんとして そんな笑顔 何十年先私もそうでいたい 偶然くらいがちょうどいい 私にはそれがちょうどいい フルーツ色よ力を貸してくれよ ...

色気のない 長靴を履いて この土なら 育つかしら 何時の日か素敵になれるように 根を張ってみたんだけれど ダメな部分を全部切り取り そこかしこ変えることばかり 土からの栄養を 飲み干してしまった カラカラになってやっと見えた 寝ても覚めても必死すぎた 明日より今日が一番 人生で若い日だしね 好きなものを話すより 出来の悪さ話してばかりで 頂上を羨んでたら 太陽を浴び忘れた 甘い実がつかなくて どこかおかしいんじゃないかと あまりにも眩しくて そちらだけ光が差すのかと お先にどうぞ言い飽きた 羨んでも甘くならない 自分らしさって難しいよ 好きなものを選んでくよ 甘い美味さは誰かに任せて そして言ったこと無い言葉を 『余裕さこちらは』 全部落とさないで 全部切らないで 守ってきたプライドは 美味しくなって 太陽に向かって伸びるだけさ 畑に貼っておくよ ...

いただきます

そんな言い方しなくても ガッカリイライラグツグツグツグツ 頭でお湯沸かす前に 屋上で深呼吸 今日は早く帰ろう HeyHeyHey とんだ勘違いしてしまった ちゃぶ台ひっくり返すみたいに怒鳴って 泣き出しちゃった君へ どうしたらいいんだろう 明日記念日だった HeyHeyHey 誤魔化しはラザニアみたいに 後悔はチーズみたいに固まって 溶かすには時間がかかる さぁ召し上がれ さぁいただきます あぁ染み込んだ どんな日だって世界は回るから 美味しいもの作ったよ ゴクリ明日へ ゆとりのある朝はやってくるのか 洗濯機 むくみも一緒に脱水してくれ 昨日飲みすぎたからな or 食べすぎたからな パソコンが遠い あと五分だけ目を瞑ろう HeyHeyHey そんな朝を迎えた日も ...

一服

私は煙草を吸わない コンビニでバイトしてたから 銘柄は知ってる 私は煙草を吸わない これと言って理由も無い 必要なかっただけ 私は煙草を吸わない 禁煙禁煙の騒ぎに 特に関心も無かった 私は煙草を吸わない だから「一服いってくる」一度も言った事が無い 私の想像だけれど 煙草を吸う人達はきっと 肩の力を抜く事「何も考えない」を知ってる 扉をあける事も 切り替えるスイッチも多いかも 煙の中だから話せること 星空も多く見てるだろう 私は煙草を買った 吸ってみたけど これでいいのかすら分からなくて燃えるのを見てた 多分肺まで入ってないんだろう 多分吐き出したかっただけだろう 私の肺は白いけど 煙草を吸う人よりも 息切れしてて 私の肺は白いけど 煙草を吸う人よりも ずっと力が入っている あなたの肺は黒いけど ちゃんと心を ちゃんとほっとさせてる 私もこれから 一服しよう チョコでも持って 一服しよう 私は煙草を吸わない でも煙草を吸う人は 嫌いじゃない 父さんが吸っていたからかな どちらかといえば 好きな方だ

ご飯はかために炊く

ご飯はかために炊く レコードが増えた コーヒーは濃いめ アイロンは丁寧に あの野菜は食べない 胃薬は常備して あと炭酸水も 辛い調味料増えた この映画はつけっぱなし 本も好きになった 地図も好きになった あ 電球買わなきゃ 鍵かけを作った 家計簿もつける すごいがさつなのに 靴はちゃんと揃えます 愚痴は減らします 優しくもなった わがままにもなった 昨日喧嘩した ...

drop by drop

あと10秒で お湯が沸いたら 会いに行こう 割った卵 黄身が2つなら 伝えに行こう 無理そうな奇跡 毎朝1つ1つ並べて 情けないこの背中が 押されるのを待っている drop by drop 私の心ポタポタそっと落として drop by drop 熱いカップに残ったものは 一抹の不安で 美味しくないの 深い深い後悔で 美味しくないの 私は全然 美味しくないの 今日も苦い珈琲 drop by drop 焦げてしまった  目玉焼きを見て わかっているって 薄っぺらい勇気  そのままにしたら 焦げて消えてしまうって ...

1の次は

1の次は2で 2の次は3で 髪を乾かしながら そう呟いていた 人生終わりだって顔していたのに 季節が変わるからって衣替えした 平気で現実に戻る自分に ガッカリしていた Ah Ah 息を吸うたび Ah Ah 変われたら Ah Ah 服を畳んで Ah Ah 私も畳んだ 真面目が歩いているみたいだって 褒め言葉じゃないから 変わらなくちゃって うさぎとかめと金の斧銀の斧 子どもの頃からよく覚えてる ネジが外れない普通の私は 周りのペースに焦って ...

投げキッス

唇隠れた新しい世界は 零した涙もバレない 悲しいもより一層悲しい毎日 世界中同じに刻まれてく 切迫した毎日と戦う人に この曲を聴く暇はきっとない 本当の辛さを私は知らない 終わりも空から降ってこない 千羽鶴折るように 子猫を抱きしめるように 目に見えないものが それだけが それだけが AH AH この心を AH AH 柔らかく AH AH そしたらいつか AH AH 世界中がいつか 置き場所に困った悔しさを 抱えた若者が沢山いるだろう 本当の辛さを私は知らない 巻き戻しも空から降ってこない そんだけ良い毛布にくるまって よくそんな殺伐とした言葉を 泣いてるのか怒っているのか マスクに隠れて 電波に隠れて ...