Tag: Psalm

白い鳥

さっきまでの青空が嘘のように 大粒の雨 慌てて駆け込んだ軒先で 君に出会った 群れから逸れてしまったのかい 似た者同士だ まっすぐに飛んでゆけることなんて そう多くはない 濡れた羽根休ませながら 何度も空を仰ぐ 今 風向きが変わった 追い風になるのを ずっと 待っていたんだ 君もそうだろう その真白な羽根をめいっぱい あの空に広げて はばたけ はばたけ すぐに行くよ 僕も まるで始めての景色のようさ 見慣れた街も 雨降り続きだった日々に 洗い流されて 移ろうばかりの世界でも 変わらないものがあるから 僕らと同じように 泣いたり笑ったり 君にもあるのでしょう 表に出さないだけで 誰かの幸せを願う祈りは届くはず どこかで君を 待っている人がいる 今 風向きが変わった 追い風になるのを ずっと 待っていたんだ 君もそうだろう その真白な羽根をめいっぱい この空に広げて はばたけ はばたけ すぐに行くよ 僕も ...

絆創膏

ちゃんとね わかってる 頑張ってること 自分だけが出来る事 見つける岐路に立つ 対う君に拍手を その傷に絆創膏を 雨上がり マンホール 転んだ帰り道 眠い目擦りながら コーヒー流し込む そんな日もあるでしょう ダメな日もあるでしょう 誰にも気付かれず終わってく日々 それでも行くしかない 自分だけの戦場 幸せでいたい 君も同じようにそう願って生きていい 消えない痛み 僕が包むから 乾く血も涙も いま勲章にかわる 交差点 排気ガス 夜更かしのラブソング 過去が美しいのは現在を変えたいから ホントは ホントはね 泣きたいのに 無理して笑うのは悲しいことだよ 一人にはしない 誰も同じように寂しさには強くない 言えない怒り 僕が包むから 話すその弱さは 優しさへかわる 涙落ちた今日 明日はどうだろう 笑顔満ちた今日 明日はどうだろう ...

ワスレナグサ

あとどれくらいだろう? 歌っていられるのは たくさん笑った日々は 忘れたくないんだ 君に届け 僕しか歌えない景色よ。 今はもう二度とこないから 大事に咲かそうよ 言葉にならない「愛してる」さえ 僕が歌うんだ 道ばたの寂しさ 僕のものじゃないけど 夕暮れと嘘つきも 僕のじゃない だけど 忘れないで 僕がここで歌ってるから。 僕がもう一度生きれたら大切に生きるかな きっと君の間の悪い一言さえ 歌にしてみせる テーブルに置かれたありがとうも、さよならも、 道端に咲く小さなワスレナグサだって。 僕がもう一度生きれたら大切に生きるかな きっと君の間の悪い一言さえ ...

もう一度

“こんなはずじゃなかった”カケラ集めたら 道端で夢紡ぐ 眩い日々 新宿駅から見上げた 夜の隙間 それでも月は光っていた もう一度 もう一度って もう何度だって 間違っていいんだよ フライヤー握り走る日々も 不甲斐ないくらいぼやけた日々も 意地があったじゃないか もう一回 もう一回 もう一回 やり直せばいいさ 遠回り ふらり 迷いの日々も 出会い別れ 踏みだした日々も 意味があったじゃないか “もしもあの時...”こぼしかけた言葉 躓くからこそ掴んだんじゃないか 叶わなかった夢がひとつ 溢れる音 生まれた夢もまたひとつ もう一度 もう一度って もう何度だって泣いたっていいんだよ ピアノを叩く憂いの夜も 鳴らないギターを抱いた夜も 夢があったじゃないか もう一回 もう一回 もう一回 やり直せばいいさ 傷つけあい 涙流す日々も 悔しさ隠し震えた日々も 意味があったじゃないか いつからだろう 逃げるのが上手くなっていた ...

螺旋階段

グルグルと回る この螺旋階段を登れ 太ももの裏がはち切れそうでも 「今 何階?」だなんて わかるわけないでしょ 見下ろせば暗い底 そこにはもう戻れない 音を立てて消えてく不思議な景色 考えれば考えるほど意味がわからない 何かが迫ってる 下から突き上げる 得体の知れないこの恐怖心を 振り払って 届かないくらいに上に上に行くだけ 悩んでる場合じゃない わかってるさ スルスルと伸びる この細い糸を頼りに 3段飛ばし 軽やかなこのステップで 「今 何階?」だなんて わかるわけないでしょ 「いつから登っているの?」とか「なぜこんなとこにいるの?」とか 「そもそもここはどこなんだ?」ってこととか てっぺんにたどり着いたらそれもわかるはず もうさんざん登ったよ そろそろやめていい? 本当にあるのかな?最上階 それでもどのみち 上にしか行けないなら 悩んでる場合じゃない わかってるさ グルグルと回る この一方通行を登れ 疲れたらひと休みして さぁ行けよ 「あと何階?」だなんて わかるわけないでしょ 回れ回れ 泣きながら 回れ回れ 笑いながら 回れ回れ回れ ...

できないよ

君を悲しませるものがなくなればいいな 君が孤独を感じないような世界がいいな それは僕たちが 明日に向かう光を 強く信じて進んでいけたら 叶う未来 僕らが悲しいのはこの暗闇に気づいたからじゃないの それを見て見ぬふりをしようとする弱い自分 ここにいたからさ できないよ やめるなんて できないよ 捨てるなんて 光は遠いけれど 包まれている 僕らの未来を 痛みを忘れるくらい 愛を伝えていたい 泣きながら歩いている 帰り道 それでも信じてたい 今がね 苦しいのは この暗闇が明けないからじゃないの それに吞み込まれるまま何もしない弱い自分 いつからなんだろう できないよ 見ないなんて 忘れないよ あの笑顔 祈りはきっと届く この想いずっと抱きしめたままで できないよ やめるなんて この夢を 捨てるなんて 光はまだ遥か遠いけど 信じてる今も できないよ 見ないなんて 忘れないし 諦めない 祈りならきっと届く その灯火はずっと消えはしないから

たまてばこ

限りある時の流れを 初めて気づいたその日から 僕らは知らずに答えを探してる 刹那に散り行く花たちを 悲しいけれど元には戻せない 時が訪れ全てが闇に消えた後 新たな命がまた生まれるように 僕らが生きた証は遠い未来の誰かが きっと答えを出すのでしょう 遠ざかる過去の幸せと まだ見ぬ未来の真ん中で 僕らはずっと答えを探してる 青空に輝く星たちを 悲しいけれど人は探せない 時が訪れ全てが闇に包まれた時 星が静かに輝き出すように 僕らが生きた証は遠い未来の誰かが きっと答えを出すのでしょう 僕らが生きる意味は遠い未来のあなたが きっと答えを出すのでしょう

豊穣の夕日

笑顔が揃った テーブルや虫の声 またねと手を振るよ 今日 明日 つまずけば 幼き頃の私が呼んでいる 忘れかけていた 扉の向こうに 歩んだ日々の軌跡よ 流れても 忘れないで 君の誇りを 帰ろうよ いつか あなたの元へ 失う事ばかり 時と共に積もって行く しっかりと離さないで 1つ握りしめた すれ違う ドシャ降りの想いが空しくて 傘もささずに 打たれ強く 今日歩んだ軌跡よ 迷っても 忘れないで その足音 帰ろうよ いつか あなたの元へ 静かに沈み行く 黄金色の太陽 大きく歩んで行こう また明日へと いつまでも忘れないで その喜び 帰ろうよ いつかあなたの元へ いつまでも忘れないで その喜び 帰ろうよ いつかあなたの元へ