ハムリア

始まりは深い海を 身をよじり泳いで

雷鳴に似た声を 響かせてここに落ちた

覚えたての感情を 身勝手に振りかざし

手に入れては無くして 引き換えに大人になる

今にも途切れ消えてしまいそうな

頼りなくて細やかな 時間を重ね

名前の無い色 柔らかな形で

生まれて何を この日々に探して

掛け替えの無い昨日 明日には忘れて

春の光を 手のひらに集めて

誰かを愛せる程に 誰かを蔑ろにして

遠ざけては抱き寄せ 引き換えに大人になる

今にも萎れ枯れてしまいそうな

儚さでも構わない 願いを咲かせ

名前の無い色 柔らかな形で

生まれて何を この日々に探して

掛け替えの無い昨日 明日には忘れて

春の光を 手のひらに集めて

理由も知らずに 僕達は生まれて

夏の日照りや 秋雨に打たれて

冬の匂いを 鼻先にかすめて

春の光を 手のひらに集めて

触れてみなよ あなたを包む日々

春の色は こんなに美しい